[英国]生活費、仕事、健康、福祉などについての調査結果公表

2022年8月5日、統計局(Office for National Statistics: ONS))は、「世論と社会動向、英国統計速報:2022年7月20日~31日」を公表し、グレートブリテン島の英国民の生活費、仕事、健康、福祉などについての調査結果を報告しました。この調査は、オピニオン・ライフスタイル調査(Opinions and Lifestyle Survey: OPN)として継続的に実施されおり、グレートブリテン島の成人の英国民が対象になっています。それには障害者も含まれています。

調査結果の概要は次の通りです。

  • 89%の成人が、過去 1 か月間に生活費が上昇したと報告した。前の期間は62%であった。
  • 成人の75%が、過去 2 週間の生活費の上昇について非常にまたはある程度心配していると報告した。前の期間と同程度であった。
  • 光熱費を支払っている成人の 44%が、電気代を支払うことが非常にまたはやや困難であると感じていた。前の期間は46%であった。
  • 働く成人の19%が、出張も在宅勤務もしていないと報告した。これは、前の期間の 15% から増加しており、夏休みに年次有給休暇を取得する社会人が増えたことで説明される。

障害者に関しては次の通りでした。

  • 障害者は、非障害者よりも、生活費の増加のために食料や必需品への支出を減らした割合が高い(31%対42%)。
  • 障害者はガスと電気の使用を減らしている可能性が高く、生活費が増加したと報告した障害者の55%がこの変化を報告している。(非障害者は50%)
  • 障害者は、非障害者よりも必要不可欠でない旅行の量を減らした割合が高かった(40%対46%)。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/personalandhouseholdfinances/expenditure/articles/whatactionsarepeopletakingbecauseoftherisingcostofliving/2022-08-05

menu