[ニュージーランド]オークランドで障害者の介護同行者のバス料金を無料に

2022年8月18日、オークランド交通局(Auckland Transport)は、障害者の介護を行う同行者のバス料金を無料にする「プラス・ワン・バス・コンパニオン(Plus One Bus Companion)」制度を開始することを発表しました。

同交通局は、ニュージーランド最大の都市圏であるオークランドのバス、電車、フェリーの 3つの公共交通機関を管轄しています。

過去10年間に、ニーリング機能のあるバスの多数導入、アクセシブルなバスターミナルの建設など、さまざまなアクセシビリティ改善の取り組みを行ってきましたが、依然として障害者の公共交通機関利用は低迷しているとのことで、今回の対策を行ったとのことです。

新しいサービスは、「トータル・モビリティ(Total Mobility)・カード」保有者と一緒に介護者がバスに乗車した場合に適用されます。

「トータル・モビリティ・カード」は、国の実施している「トータル・モビリティ・スキーム(Total Mobility scheme)」という公共交通機関利用困難者を支援する事業の一環として、オークランド交通局が発行しているカードで、オークランド交通局が契約しているタクシー会社をドアツードアで利用したときに利用料が半額になったり、公共交通機関の利用について割引になったりするカードです。

NZオークランド交通局のカード

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://at.govt.nz/about-us/news-events/media-centre/2022-media-releases/plus-one-bus-companion-making-bus-travel-more-accessible/

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