[マレーシア]政府が視覚障害者向けの金融学習キットを配布

2022年8月17日、マレーシア預金保険機構(Perbadanan Insurance Deposit Malaysia : PIDM) は、視覚障害者向けの金融学習キットを配布することを発表しました。

PIDMは、金融機関が破綻した場合に預金者を保護するシステムを管轄する政府機関ですが、その事業の一環として視覚障害者を支援しています。2020年にはマレーシア盲人協会(MAB)を通じてパンデミック中の視覚障害者に対して1,000個の在宅安全キットを配布しました。また、2021年には、識字率向上とコミュニケーションのクラスを受講する盲目の学生のために、パーキンス点字タイプライター10台、予防接種者等のための弁当2,000パック、視覚障害者の家族のための食料品パック170個などを配布しました。

2022年は、今回の金融学習キットを配布するとのことです。

同キットには、財務計画、予算編成、債務管理、銀行および保険商品に関するトピック、PIDMの保護システムおよび金融詐欺に関する情報等が含まれており、点字とオーディオCD形式で利用できます。CDはMABの会員や学生、視覚障害者のための施設、学校や図書館に配布されます。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://pidm.gov.my/en/more/media-release/2022/pidm-and-mab-develop-financial-literacy-modules-for-the-blind

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