[文科省]デジタル教科書等の在り方について中間報告を公表

令和4(2022)年10月3日、文部科学省は、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた教科書・教材・ソフトウェアの在り方について〜中間報告(論点整理)~」を公表しました。

同報告は、令和6年度からのデジタル教科書の本格導入に向けて、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会」の「教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループ」で検討されてきた内容をまとめたものです。

次のような論点整理がなされています。

  • GIGAスクール構想の下で、学校における「デジタル教材」や「学習支援ソフトウェア」等の導入が加速している中、教科書の「質が担保された主たる教材」としての役割を果たしつつ、教科書のデジタル化により、デジタル教材等との接続や連携強化を図ることが学びの充実につながる。
  • 児童生徒の将来の社会生活の変化等を見据えながら、社会のデジタル化の進展に教科書・教材等も対応していくことが求められている。
  • デジタル教科書自体はシンプルで軽いものとし、デジタルの強みを活かして他の様々な教材やソフトウェアと効果的に組み合わせ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図る。
  • ユニバーサルデザインや複数のデジタル教科書を使う児童生徒の利便性の観点から、現行のデジタル教科書が実装しているルビや反転、読み上げ等のアクセシビリティーの機能を継続・充実しつつ、ビューアの標準化(シングル・サインオンへの対応や可能な範囲でのレイアウトや階層等の統一など)を図ることが必要。
  • 通信環境等の改善に取り組むとともに、円滑な授業実施の観点から、多様な学校の通信環境等を踏まえ、データの軽量化に加えて、音声・動画等のデータの分離配信等が必要。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/11/1422470_00032.htm

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