令和4年11月29日、文部科学省は、令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議(第6回)を開催しました。
同会議は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」(平成13年法律第154号)に基づき概ね5年に一度改定されている「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(以下、基本計画。)に各分野における有識者からの意見を継続的に聞く会議として令和4年6月7日に設置されました。
現行基本計画は令和4年度に終了することから、令和5年度からの次期基本計画の策定に向けて、検討を進めてきました。今回の会議において論点まとめ(案)が提示されました。
論点まとめ(案)のタイトルは、「子供の読書活動推進に関する有識者会議論点まとめ(案)~全ての子供たちの可能性を引き出す読書活動の推進~」となっており、目次は次のようになっています。
はじめに 2 第1 近年における子供の読書活動に関する状況等 3 Ⅰ 家庭・地域・学校の取組状況について 3 Ⅱ 子供の読書の状況等について 3 第2 基本的方針 6 Ⅰ 不読率の低減 6 Ⅱ 多様な子供たちの読書機会の確保 8 Ⅲ デジタル社会に対応した読書環境の整備 8 Ⅳ 子供の視点に立った読書活動の推進 9 第3 子供の読書活動の推進体制等 10 Ⅰ 市町村の取組等 11 Ⅱ 都道府県の取組等 11 Ⅲ 国の取組等 12 第4 子供の読書活動の推進方策 13 Ⅰ 共通事項 13 1 連携・協力 13 2 人材育成 14 3 普及啓発 15 4 発達段階に応じた取組 16 5 子供の読書への関心を高める取組 17 Ⅱ 家庭 21 Ⅲ 地域 22 1 図書館の役割・取組 22 2 図書館における取組の促進等 26 Ⅳ 学校等 27 1 幼稚園、保育所、認定こども園等 28 2 初等中等教育段階の学校等 28 Ⅴ 民間団体 36 おわりに 38 |
障害児者に関しては、障害児のためのアクセシブルな書籍及び電子書籍の充実、障害者が図書館を利用しやすくするために各館の資源の共有や人材の交流を推進すること、デジタル社会に対応できる人材の育成、手話・筆談等によるコミュニケーションの確保・介助・代読サービスなど障害児と保護者に対する図書館サービスの実施などが示されています。
今後、令和5年1~3月のパブリックコメントを経て第5次基本計画が閣議決定される予定です。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/045/giji_list/mext_00009.html