[カナダ]政府が障害者インクルージョンビジネス評議会を創設

2022年12月7日、カナダ政府は、職場でのアクセシビリティとインクルージョンを擁護・推進するために「障害者インクルージョンビジネス評議会(Disability Inclusion Business Council: DIBC)」を創設することを発表しました。

カナダには、約220万人の労働年齢の障害者が雇用されていますが、雇用されず学校にも通っていない障害者のうち働ける可能性のある人がさらに645,000人がいるとのことで、カナダ政府は障害者インクルージョン行動計画(Disability Inclusion Action Plan: DIAP)の一環として同評議会を創設し、カナダの企業や職場でのアクセシビリティとインクルージョンを高めるための取組を行ってこれらの人々の雇用に繋げたいとしています。

評議会メンバーは、銀行協会、商工会議所、小売業界等全国のさまざまなセクターのビジネスリーダーで構成されており、次のことを行います。

  • 職場のインクルージョンの改善方法と、カナダの企業が自信をもって障害者を雇用しインクルージョンできるようになるための支援方法について、助言と勧告を詳述した最終報告書を雇用・労働力開発・障害者インクルージョン大臣に提出する。
  • 2023年後半までに、雇用主のために雇用主自身が主導する全国規模の独立した障害者ビジネスネットワークを準備し、設計し、立ち上げる。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.canada.ca/en/employment-social-development/news/2022/12/government-of-canada-creates-the-disability-inclusion-business-council-to-champion-and-advance-accessibility-and-inclusion-in-the-work-place.html

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