読みやすさについて-わかりやすくしていますか?アクセシブル・ライティングのためのメンキャップ・ガイドライン
レイアウトやデザインを使うこと
私達が文書をどのような形で提供するかは、その内容と同じくらい大切である。活字の詰まった頁は誰もが不快に感じる。
- 大きな活字を使う。読者の中に相当数の知的障害者がいる場合、少なくとも12ポイント、最重要の情報は14ポイントの活字で印刷する。
- アリアル(Arial)やユニバース(Universe)のような明快な書体を使い、装飾的なフォントは避ける。装飾的なフォントは簡素なフォントより読みにくい。
- 活字と紙の色が適切なコントラストにより引き立つようにする。カラー用紙を使う場合、特に気をつける。黄色い活字は避ける。反転印刷(カラー地に白抜き)は避ける。
- 上質のマット紙を使う。裏面に書くものが透けて見えたり、ギラギラ眩しかったりすると読みにくくなる。
- 写真やイラストの上には文字を書かない。
- ブロック体の大文字、イタリック体または下線などは、テキストが読みにくくなるので避ける。囲みを使ったり重要な点を太字で強調したりする。
- 両端揃えをしない。(文の右端は揃えないままでよい。)
- 行の終わりでハイフンにより単語を切らないようにする。
- 常に文の開始・終了を同じ頁で行う。記事が次の頁まで続かないようにする。
- 本文を短いかたまりに区切り、周りに白地のスペースを多く残す。
- 一行の長さを短くする。A3用紙の幅いっぱい使うのは長すぎる。
- 重点をわかりやすくするために黒丸点や囲みを使う。
- わかりやすい内容のリストや章の表題を提供する。
- 住所を書く際には、封筒に宛名を書くときのように書く。一行にまとめてコンマで区切ることはしない。
Lynn Grieveson
123 Golden Lane
London EC1Y ORT - 定期的な出版物については一貫して同じレイアウトを採用する。毎回似たような記事は同じ場所または同じ頁に載せる。
- 大きなA3のフォーマットの使用を検討する。より親しみやすくなり、またより大きな活字やイメージを使うことができる。
- 本文の理解を補うイメージを使う(詳しくは次頁以下を参照する)。