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発表会:「言語的コミュニケーションが困難な重度障害児・者の自己決定・自己管理を支える技法」

「講演2資料」-2

障害を併せもつ人の視環境の整備

すべてのきっかけは・・・ATAC自己決定やコミュニケーションを引き出すことで変化した例東京都立大泉養護学校奥山敬 都立大泉養護学校の取り組み
重度重複障害の子どもたちにとって大切な情報になるのではないか・自分がどこに行くのか・どこにいるのか
教室の場所の手がかり 廊下の写真、手すりに丸い緑色のランプが光っている
重度重複障害の子どもたちにとって そこに着いて「どこ」がわかるよりも、ずっと手前から「予期」できると・生活の質が向上・やりとりの機会や可能性が拡大
もっと場所の手がかり
エレベーターの扉の写真、扉に黄色い横線と両隣の壁が黄色い布のようなものを貼り付けている
エレベーターの扉の写真、扉にピンク色の横線と両隣の壁がピンク色の布のようなものを貼り付けている
エレベーターの扉の写真、扉には何も貼っておらず、両隣の壁が水色の布のようなものを貼り付けている
重度重複障害の子どもたちにとってエレベーターを使って移動するときの「どこ」の手がかりになるのではないか 例えば、2階の訓練室に行くときに、到着する前から予期する手がかりになる
もっともっと場所の手がかり バスが3台止まっている写真、柱も3本あり1本にピンク色のマークが付いている
いちばんホット
重度重複障害の子どもたちのコミュニケーション支援のために・見ることへの配慮や視覚的な手がかりの工夫がやりとりの機会を広げる・更に手がかりが必要→「ていねい」な多様な(モードの)手がかり・予期を広げる手がかりの工夫
重度重複障害の子どもたちのコミュニケーション支援のために 私たちの前にお師匠さんはいる! 都立村山養護学校の取り組み 小低部学部研修として『視機能の評価と支援』(1997年~1999年)中野泰志先生の支援を受けて
都立村山養護学校の取り組み・ロービジョン(弱視)疑似体験・視機能評価方法の実習TACの使用方法・事例を通して評価と支援の方法を検討・学校生活や学習における支援方法の工夫
都立村山養護学校の取り組み・疑似体験を通して→子どもたちの困難さの疑似体験に意義→見やすい環境の用意→相手の気持ちを思いやる
都立村山養護学校の取り組み・事例の検討を通して→コントラストの工夫によって介助される摂食から自分で好きに選んで食べる給食へ→まぶしさへの配慮や視野への配慮→色を活動の手がかりへ
都立村山養護学校の取り組み 課題・視覚障害を持つ人々と同様ニーズ→応えられないままでいる・専門家との継続的な連携の必要性→行政の先見性が必要
都肢研視機能支援部会の取り組み・東京都肢体不自由教育研究会→自主的に運営する研究組織・26の分科会・視機能支援部会は2000年に発足
都肢研視機能支援部会の取り組み 専門家の支援を受けて・弱視(ロービジョン)疑似体験実習・事例研究を通して評価と支援方法の検討・基礎講座・視機能の評価と支援に関する情報の交換
都肢研視機能支援部会の取り組み・見ることのニーズに対する理解の広がり・専門家との連携の広がり・コミュニケーションとの関連の深まり