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障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第16号(2007年12月20日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第16号(2007年12月20日配信) 刊行:不定期
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 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
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 個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
 つきましては細心の注意を払っています。
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■   目次
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【1】 新着情報 
【2】 セミナーのご案内 
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【1】 新着情報
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【情報のアクセス問題】
視覚障害児にとってアクセシブルな絵本
(ビアトリース・クリステンセン・ショールド 2007年8月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/accessible_picute_book.html
公共図書館と成人ディスレクシアの利用者:あるモデルとその評価
(リトゥヴァ・ヤルヴェリン 2007年8月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/070821_ritva.html
視覚障害児童向けのさわる絵本の貸し出しコレクションの創設
(マリオン・リプリー 2007年8月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/070823_marion/070823_marion.html
  2007年8月に南アフリカのダーバンで行われた
  『IFLA(国際図書館連盟)年次大会2007』の発表の中で、
  http://www.ifla.org/IV/ifla73/
  障害者の情報アクセスに関連するペーパーを3点翻訳しました。
IFLAダーバン大会参加者・SAPESI意見交換会(2007年8月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/070818_IFLA2007SAPESI/index.html
  IFLAダーバン大会の日本人出席者と南アフリカで移動図書館者活動を行っている
  SAPESI(SAPESI Mobile Library Project)のメンバーによる情報交換会の
  記録です。SAPESIの蓮沼忠氏と武藤豊氏より、南アフリカの教育等の現況と
  SAPESIの図書館車プロジェクトについて報告がありました。
  
  武藤豊氏による「移動図書館活動と障害者との関わりについて」の寄稿では、
  教育格差や移動図書館活動に加えて、南アフリカの障害者事情について
  触れています。
2007年IBBY障害児図書推薦リスト
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/ibby07/index.html
  IBBY障害児図書資料センターの許可を得て、2007年IBBY障害児図書推薦リストを
  翻訳して、掲載しています。
  選定された62冊の図書は、「手話つき絵本」、「PCSまたはBLISSつき図書」、
  「点字図書またはさわる絵本」、「特別に作られた「やさしく読める図書」」、
    「一般向けに制作された図書」、「障害児者を描いた図書」に分けて、
  紹介されています。
  日本からは『ひろみとまゆこの2人だけのがいしゅつ』(カタログNo.8)、
    『なないろのクラ』(カタログNo.15)、
  『盲導犬アンドリューの一日』(カタログNo.50)が選ばれました。
マイクロソフトユーザー「DAISY形式での保存」へ(マイクロソフト 2007年11月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/071113_microsoft.html
  2007年11月13日、マイクロソフト社およびデジタルアクセシブル情報システム
  (DAISY)コンソーシアムは、視覚障害あるいは印刷物を読むことに障害のある
  コンピュータユーザーが、日常生活において支援技術をさらにうまく活用できる
  ようにする、標準規格をベースとした共同開発プロジェクトを発表しました。
  成果となる「DAISY形式での保存」のためのプラグインは、2008年初めに、
  マイクロソフトオフィスワード(Word XP、Word 2003、およびWord 2007)用に
  利用者が無料でダウンロードできるようになる予定です。
発達障害児・者の情報保障と著作権法改正(井上芳郎 2007年11月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/071124_inoue.html
  著者は、著作権法の改正について、発達障害関係に焦点を絞り、
  経緯、最新の動向、今後について論考しています。
  著作権法上で「発達障害」を正式に位置づけるのか、
  視覚障害者等といった視覚・聴覚障害に準ずる形での位置づけに留まるのか
  今後の著作権法改正の動向が注目されます。
【障害者権利条約に関連した動き】
国連ニュース:障害児の権利促進(2007年10月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/071030_rights_children/index.html
  国連ニュースでは「障害児の権利促進」に関するイノチェンティ・ダイジェストを
  紹介しています。このダイジェストでは、約二億人の障害児の状況を世界的な
  視点から見た見解を提供することを試み、特に子どもの権利条約(CRC)と
  障害者権利条約(CRPD)に焦点を当てています。
  DINFでは、イノチェンティ・ダイジェスト(Innocenti Digest No.13)の
  エグゼクティブサマリー(要旨)とイントロダクション(はじめに)の
  日本語訳を掲載しています。
【BMF-SCM (BMF関係者調整委員会)】
2003年―2012年アジア太平洋障害者の十年中間評価ハイレベル政府間会合報告
(APDF(アジア太平洋障害フォーラム)財務担当役員 PT リム)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/twg/jpn/071030_pt.html
  2007年9月19日から21日まで、タイのバンコクにおいて、
  アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)によって開催された
  「2003年―2012年アジア太平洋障害者の十年中間評価ハイレベル政府間会合」の
  報告です。
  会合では、びわこミレニアムフレームワークに関する4つの文書と
  7つの優先分野に関する各国の成果について討議しています。
【海外からのトピックス】
アメリカの障害学生サービスとE-テキスト-2007年
AHEAD(高等教育と障害のための会議)国際会議に参加して- (2007年10月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/else/topics/usa_e.html
  2007年7月にアメリカのノースキャロライナ州シャーロットで開催された
  AHEAD(Association on Higher Education And Disability)
  (高等教育と障害のための会議)への参加報告です。
  アメリカの大学の障害学生のサポート機関において積極的に取り入れられている
  「E-テキスト(E-text)」に焦点を当てています。
【研究調査】
ケアサービスへの公正なアクセス:成人社会ケアの受給資格基準に関するガイダンス
(イギリス保健省 2002年(佐藤久夫・仮訳 2007))
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ea/071124_sato_DH2002/index.html
ケアサービスへの公正なアクセス:実際的ガイダンス---実施に関するQアンドA
(イギリス保健省 2003年 (佐藤久夫・仮訳 2007))
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ea/071124_sato_DH200303/index.html
居宅ケアその他の入所施設以外の社会サービスにかかわるより公正な
利用者負担のあり方:社会サービス実施責任自治体へのガイダンス
(イギリス保健省 2003年9月(佐藤久夫・仮訳(抄訳)2007年))
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ea/071124_sato_DH200309/index.html
  イギリス保健省が発行した3つのガイダンスは、
  障害者自立支援法に関連するイギリスの制度の紹介として、
  佐藤久夫氏(日本社会事業大学教授)が翻訳しました。
  『ケアサービスへの公正なアクセス』は、社会サービス実施責任のある自治体に、
  成人への社会ケアの受給資格を決める際の枠組みを提供するものです。
  どのように査定や見直しを行い、そのプロセスで個々の利用者をどう支援するかを
  取り上げています。
  『実施に関するQアンドA』は、『ケアサービスへの公正なアクセス』に関して
  もっともよくだされる質問とその回答を述べたもので、事例も含まれています。
  『居宅ケアその他の入所施設以外の社会サービスにかかわるより公正な
  利用者負担のあり方』は、入所施設(およびグループホーム)を
  除く在宅サービスの利用者負担政策に関する文書です。
  なお、佐藤久夫氏の日本の障害者自立支援法に関する論文は、
  リハビリテーション研究に掲載されています。
  佐藤久夫.障害者自立支援法の影響:利用者負担とサービス利用への影響を中心に.
  リハビリテーション研究.2007.12,no.133,p.8-p.12.
  http://www.normanet.ne.jp/%7Einfo/rihaken/
【会議・セミナー】
障害者への情報支援普及・啓発シンポジウム-DAISY を中心として-(2007.2.4)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/symp20070204/index.html
  これまでDAISYに関わってきた人々が一同に会し、DAISYを中心とした情報支援の
  ニーズを再確認し、ユニバーサルデザインとしての展開も視野に入れた
  これからの情報支援のあり方、障害の枠を超えた連携について討議することを
  目的として、2007年2月4日に開催したシンポジウムの報告書です。
  当日の音声を起こしたものとレジメを掲載しています。
【刊行物:月刊ノーマライゼーション】
ノーマライゼーション 障害者の福祉 2007年12月号目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n317/n317_mokuji.html
月刊ノーマライゼーション 2004年6月号(通巻275号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n275/index.html
月刊ノーマライゼーション 2004年7月号(通巻276号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n276/index.html
  1995年10月号から2004年4月号までの目次と記事本文、
  2004年5月号から最新号までの目次を掲載しています。
  今年度は、2004年の分の記事本文の掲載を順次行っており、
  今月は2004年1月から4月、6月、7月までの記事本文を新たに掲載しています。
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【2】 セミナーのご案内
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●シンポジウム「DAISYを中心としたディスレクシアへの教育的支援」
趣旨:
「ディスレクシアへの教育的支援」をテーマとし、
ディスレクシアに対する支援について国内外の様々な事例を紹介し、
地域に根ざしたより良い支援の為にどのような支援活動が必要かについて、
当事者及び親、図書館関係者・教育関係者、およびDAISYに関わる関係者等で
議論を行う。
日時:2008年1月12日(土) 10:00~16:30
会場:日本青年館 国際ホール
主なプログラム:
講演1:「ディスレクシアについて」
 神山忠(岐阜県立特別支援学校教諭・ディスレクシア当事者)
講演2:「ディスレクシアに対する教育的支援の現状とニーズ」
 品川裕香(教育ジャーナリスト)
講演3:「地域でのディスレクシア支援」
 事例1:東京都港区での事例
  藤堂栄子(NPOエッジ)
 事例2:奈良県での事例
  濱田滋子(NPO奈良デイジーの会)
パネルディスカッション「DAISYによるディスレクシアに対する教育支援」
 司会:寺島彰(浦和大学)
 パネリスト:
  河村宏(国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)
  井上芳郎(全国LD親の会)
  山内薫(墨田区立あずま図書館)
  中村芬(NPOデジタル編集協議会ひなぎく)
  南雲明彦(アットマーク国際高等学校・ディスレクシア当事者)
主催: (財) 日本障害者リハビリテーション協会
定員:200名(定員になり次第締め切りとします。)
参加費:500円
配布物:
DVD「ディスレクシアとマルチメディアDAISY」
パンフレット『「読める」ってたのしい。』
マルチメディアDAISY図書「賢者のおくりもの」
講演資料等
情報保障:要約筆記、希望に応じて手話・磁気ループなど
申込方法:必要事項を記入の上、WEBフォーム、メール、ファクスにて申込受付
参加申込先:
日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
担当:吉広・太田・野村
〒162-0052 新宿区戸山1-22-1
TEL: 03-5273-0796 FAX: 03-5273-0615
e-mail: daisy-seminar@dinf.ne.jp
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar080112.html
●国際セミナー ヨーロッパとアジアのソーシャル・ファームの動向と取り組み
「ヨーロッパとアジアのソーシャル・ファームの動向と取り組み
―ソーシャル・インクルージョンを目指して-」
趣旨:
イタリア、ドイツ、イギリス等のヨーロッパ諸国では企業活動として、
障害者の就労を確保するソーシャル・エンタープライズやソーシャル・ファームと
呼ばれる社会的企業が発展してきた。ソーシャル・ファームは、利潤追求を目的とする
企業であり、ビジネス手法は一般企業と同じであるが、利潤を株主や企業主に
分配するのではなく企業活動に再投資する点に特徴がある。
近年、アジアの国々でも、企業活動を通じて障害者の就労を推進する社会的企業に
関心が高まってきている。わが国においても、障害者自立支援法の施行とともに
社会福祉施設による福祉的な就労から一般就労への移行が求められてきている。
そこで、本セミナーは、社会的企業の先進地域であるヨーロッパとアジアから
専門家を招聘し、わが国の障害者雇用の関係者と意見交換を行う。
日時:2008年1月20日(日)10:00-16:40(受付9:30より)
会場:全社協 灘尾ホール 千代田区霞ヶ関3丁目3番2号(新霞ヶ関ビル)
主なプログラム:
基調講演:「わが国のソーシャル・ファームのありかた」
 炭谷茂((財)休暇村協会理事長/前環境事務次官/
  日英高齢者・障害者ケア開発協力機構副委員長)
講演1:「韓国におけるソーシャル・ファームの現状」
 鄭 武晟(チョン・ムソン)(崇実大学(スンシル)・社会福祉大学院 院長)
講演2:「ヨーロッパのソーシャル・ファームの現状」
 ペーター ・ シュタードラー  (ドイツFAF gGmbH協会 所長)
講演3:「イギリスのソーシャル・ファーム政策の動向」
 フィリーダ・パービス  (リンクス・ジャパン代表)
パネルディスカッション
 コーディネーター:山内繁 (早稲田大学人間科学部特任教授)
 パネリスト:
 ミヤツ・カラヤ (長崎短期大学講師 ミャンマー メティラ市出身)、
 炭谷茂、鄭 武晟、ペーター・シュタードラー、フィリーダ・パービス
主催:(財)日本障害者リハビリテーション協会 日英高齢者・障害者ケア開発協力機構 
参加費:無料
定員:先着200名(申込締め切り:1月11日(金)定員になり次第締切)
申込先・問合せ:
日英高齢者・障害者ケア開発協力機構事務局
日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内
TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615 /e-mail: dinf-j@dinf.ne.jp
担当:有田・野村
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar080120.html
●精神障害者の正しい理解を図る取り組みの組織的推進に関する研究
日時:平成20年2月5日(火)13:30~17:30
場所:東京八重洲ホール ホール(B2)
参加費:無料
定員:100名
問い合わせ先(申込先):
社団法人日本精神保健福祉連盟
電話番号:03-5232-3308
担当者:大岩・勝田
申込締切日:平成20年1月30日(水)
主催:社団法人 日本精神保健福祉連盟
共同主催:財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
主なプログラム:
第一部 研究成果報告
 こころとからだの健康についての国民意識の実態に関する調査
  分担研究者 立森久照(国立精神・神経センター精神保健研究所)
 普及啓発における当事者の積極的参加とマスメディアによる支援
  分担研究者 山下俊幸(京都市こころの健康増進センター)
 普及啓発の組織的・戦略的推進に関する研究
  分担研究者 上田 茂((財)日本医療機能評価機構)
第二部 講演およびシンポジウム
 講演「スクリーン精神医学:映画で学ぶこころの病」
  高橋祥友(防衛医科大学校教授)
 シンポジウム「いきるをささえる」
  司会:竹島 正(分担研究者)、東野健一(絵巻物師)
  パネラー:
   和田公一(朝日新聞社)、山下俊幸(京都市こころの健康増進センター)
   織田信生(画家、こころに平和を実行委員会)、広田和子(精神医療サバイバー)
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/box/#node-1218
□□■ 編集後記………………………………
本年もお世話になりました。
よいクリスマス・お正月をお過ごしください。
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
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