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障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第18号(2008年2月21日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第18号(2008年2月21日配信) 刊行:不定期
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 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
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■   目次
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【1】新着情報 
【2】セミナーのご案内 
【3】ウェブ担当者コラム
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【1】新着情報
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【情報のアクセス問題】
(2月1日 新着)
アクセシブルな図書館サービスを目指して -盲人図書館分科会報告-
(野村美佐子((財)日本障害者リハビリテーション協会))(2007年12月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/080130_nomura_jla-ifla.html
  IFLAダーバン大会の盲人図書館分科会の常任委員会と公開セッションの報告です。
  この記事は日本図書館協会発行「図書館雑誌」2007年12月号
  「特集/IFLAダーバン大会レポート」より転載させていただきました。
(2月8日 新着)
トレクヴィスタ校(スウェーデン)のDAISY
(スウェーデン国立録音点字図書館発行『みんなの図書館』2007年1月号より)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/0701_mk_bfa_tpb/index.html
  スウェーデンの学校でのDAISYの活用事例です。
  図書館司書、ディスレクシア専門の職員、特別教員の3名が協働し、
  ディスレクシアの子ども達の読書を支援しています。
(2月14日 新着)
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 平成19年度・中間まとめ
(文化審議会著作権分科会 法制問題小委員会 平成19年10月12日)
*障害者福祉に関連する部分の抜粋
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/071012_copyright_housei-chuukan/index.html
  文化庁著作権課より許諾をいただき、権利制限の見直しのうち、
  障害者福祉に関連する部分を掲載しています。
  参考:
  発達障害児・者の情報保障と著作権法改正
   井上芳郎(障害者放送協議会著作権委員会、全国LD親の会)
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/071124_inoue.html
知的財産立国に向けた著作権制度の改善に関する調査
(三井情報開発株式会社 総合研究所 平成18年3月)
*障害者福祉に関連する部分の抜粋
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/0603_mitsui_copyright_research/index.html
  この調査は、今後さらに進むデジタル化・ネットワーク化時代に対応した
  望ましい著作権制度の構築に資する情報を得るため、文化庁の委嘱により、
  三井情報開発株式会社総合研究所が行った、
  海外における著作権関連法制度についての調査の報告書です。
  「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 平成19年度・中間まとめ」において
  「諸外国における立法例」の資料として引用されています。
  イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、カナダ、スウェーデン、
  オーストラリアの著作権法において、
  録音図書の公衆送信、手話・字幕による複製、
  知的障害者や発達障害者等向けの翻案、「第三者」による複製が
  どのように規定されているか確認することができます。
【研究調査】
(2月14日 新着)
研究会 発達障害のある大学生への支援(2007年11月21日)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/071121_workshop/index.html
  学習障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、脳外傷、心理または精神障害、
  アスペルガー等、発達障害のある学生への支援について
  米国モンタナ大学、障害学生支援センター(DSS)での実践を学びながら、
  日本における支援のあり方を検討した研究会の記録です。
  学生支援におけるリーズナブル・アコモデーション(合理的配慮)が
  テーマのひとつになっています。
  参考:
  目に見えない障害のある大学生の就学支援:アメリカモンタナ大学の実例
   渡部テイラー美香(モンタナ大学障害学生サービス部コーディネーター)
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/dss.html
【刊行物:月刊ノーマライゼーション】
(2月12日、2月18日 新着)
ノーマライゼーション 障害者の福祉 2008年2月号目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n319/n319_index.html
月刊ノーマライゼーション 2004年5月号(通巻274号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n274/index.html
月刊ノーマライゼーション 2004年8月号(通巻277号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n277/index.html
月刊ノーマライゼーション 2004年9月号(通巻278号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n278/index.html
月刊ノーマライゼーション 2004年10月号(通巻279号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n279/index.html
  1995年10月号から2004年10月号までの目次と記事本文、
  2004年11月号から最新号までの目次を掲載しています。
  今年度は、2004年の分の記事本文の掲載を順次行っており、
  今月は2004年5月、8月、9月、10月の記事本文を新たに掲載しています。
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【2】セミナーのご案内
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●障害者放送協議会 シンポジウム
情報アクセシビリティの実現に向けて
障害者権利条約の時代における、著作権と放送バリアフリー
趣旨:
2006年12月に国連で採択され、翌年9月に日本政府が署名した
「障害者の権利に関する条約」は、情報、通信等のサービスや、
文化的な作品などを利用し、享受すること--
「アクセシビリティ」を、権利として確保するという新しい視点を示しています。
このシンポジウムは、障害者放送協議会が取り組んでいる2つのテーマ、
「著作権」と「放送・通信バリアフリー」を取り上げ、
権利条約の新しい視点で捉えながら、障害当事者のニーズ、第一線の取り組み状況、
また国の施策や最新技術動向の発表を交え、今後の方向性について議論していきます。
日時:2008年3月15日(土) 9:45~17:00
会場:戸山サンライズ 2階 大研修室
http://www.normanet.ne.jp/~ww100006/
主なプログラム:
基調講演「障害者権利条約と情報アクセシビリティ」
河村 宏 (国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)
<第一部> 著作権と情報アクセシビリティ
報告「著作権をめぐる課題とニーズ ~当事者は何が必要か~」
神山 忠  (岐阜県立関特別支援学校)(ディスレクシア(読字障害)当事者)
佐藤 聖一 (日本図書館協会)(視覚障害当事者)
西滝 憲彦 (CS障害者放送統一機構)(聴覚障害当事者)
座談「著作権と情報アクセス権の調和に向けて ~各分野の取り組み~」
進行 井上 芳郎 (全国LD親の会)
神山 忠  (岐阜県立特別支援学校)
常世田 良 (日本図書館協会)
西滝 憲彦 (CS障害者放送統一機構)
成松 一郎 (出版UD研究会)
<第二部> デジタル放送と情報アクセシビリティ
ビデオプレゼンテーション
「デジタルテレビ放送はここが問題だ ~当事者の声~」
講演「地上波デジタル放送の障害者利用に関わる施策の動向について」
松川 憲行 (総務省情報通信政策局情報通信利用促進課長)
講演「デジタルテレビ放送の技術的動向と可能性」
坂井 忠裕 (NHK放送技術研究所 人間・情報 認知科学研究グループ)
パネルディスカッション「誰もが利用できるデジタル放送に向けて」
コーディネータ 寺島 彰  (浦和大学/日本障害者リハビリテーション協会)
パネリスト 岩井 和彦 (全国視覚障害者情報提供施設協会)
      比嘉 豪  (全日本ろうあ連盟)
      高岡 正  (全日本難聴者・中途失聴者団体連合会)
      大嶋 雄三 (CS障害者放送統一機構)
主催: 障害者放送協議会
定員:200名
申込締切:3月5日(水)
参加費:無料
情報保障:手話通訳、要約筆記、点字資料あり
申込方法:
必要事項(お名前、ご所属、ご連絡先、介助者の同行の有無、必要な情報保障)を
ご記入の上、事務局までFAXかメールでお申し込み下さい。
参加申込先:
FAX:03-5292-7630
e-mail:rehab@dinf.ne.jp 
事務局:原田、松田((財)日本障害者リハビリテーション協会内)
お問い合わせTEL:03-5292-7628
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/~housou/0315/
●国際セミナー「障害者の起業活動とマイクロファイナンス」
趣旨:
国連ではミレニアム開発目標(MDG)の達成が取り組まれ、
障害分野では国連は2006年に障害者権利条約を採択しました。
途上国での障害のある人の貧困削減はMDG達成からみても、
障害者権利条約批准とその後の実施の視点からみても重要な課題のひとつです。
また日本国内でもNPOによる小規模事業向けの融資活動が行われるようになりました。
今回のセミナーでは、途上国で貧困削減のためのマイクロファイナンスの現状と課題を
理解し、途上国での障害者の起業に目をむけ、国内で行われている小規模融資を行う
金融NPOの現状を理解するため3人の講師をお招きし、
ご講演と質疑・ディスカッションを行います。
日時:2008年3月29日(土)13:00~17:15 (12:30から受付開始)
会場:戸山サンライズ 2階 大研修室A
http://www.normanet.ne.jp/~ww100006/
主なプログラム:
講演1
講師: 岡本眞理子 日本福祉大学大学院教授
途上国での貧困削減のためのマイクロファイナンスの概要、有効性と課題、
実践例と、マイクロファイナンス全体像についてお話していただきます。
講演2
講師: Mr. Johnny Lantion, Manager, National Federation of Cooperatives of 
Persons With Disability (NFCPWD),  Philippines 
協同組合方式で障害者の雇用活動を行なっている組合の連合組織について
設立の経緯、現状と課題などをお話いただきます。(逐次通訳付)
講演3
講師: 杉岡直人 北星学園大学教授
講師が代表を務める、北海道NPOバンクは、市民の参加と行政との協働として
2002年に設立されました。設立までの経緯、実際の業務の現状と課題などについて
お話いただきます。
レセプション(17:30~19:00):2階中会議室にて飲み物と軽食をご用意しています。
主催: 日本障害者リハビリテーション協会
後援:東京都民共済生活協同組合
定員:100名
参加費:無料
情報保障:逐次通訳、手話通訳、PC要約筆記、点字プログラムあり
申込方法:
必要事項(お名前、ご所属、ご連絡先、必要な情報保障、レセプションへの参加)を
ご記入の上、事務局までFAXかメールでお申し込み下さい。
参加申込先:
FAX:03-5292-7630
e-mail:fujita.makoto@dinf.ne.jp 
事務局:藤田真琴((財)日本障害者リハビリテーション協会内)
お問い合わせTEL:03-5292-7628
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar080329.html
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【3】ウェブ担当者コラム
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2月8日に第19回出版UD研究会に参加してきました。
http://ud-pub.org/2007/12/19ud.html
ゲストスピーカーは、近藤武夫氏
(東京大学 先端科学技術研究センターバリアフリー分野 特任助教)で、
2人のアスペルガーの当事者の方のお話も伺うことができました。
ウェブ・アクセシビリティというと、
背景とテキストのコントラストをはっきりさせたり、
文字をゴシックにしたりするというイメージがあると思います。
ですが、コントラストがきつすぎると読めない、
ゴシック体では文字が主張しすぎて読めない・・・など
逆のニーズもあるということを再認識してきました。
近藤氏は、「バリアフリー・コンフリクト」、「UD・コンフリクト」、
「背景となる「常識」のギャップとUD」ということで実例を出し、
そういった文化のギャップから生じる困難さを克服するためには
タブーを設けない議論が大切であると語っていました。
1つで多くの人が使えるデザインは可能でも、
1つですべての人が使えるデザインは困難です。
個々の人が自分の使えるデザインに変換できるように、
基となるデザインを共有できる仕組み作りが必要で
それが相対するニーズを共存させる道であるといえるでしょう。
「電子ペーパーが実現されれば、自分の読みたい段組にして読める」
という当事者の方のコメントを聞きながら、
日本でもe-テキストを利用できる仕組み作りが必要だと痛感しました。
参考:
研究会「発達障害のある大学生への支援」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/071121_workshop/index.html
 *e-テキストについては、「利用できるサービスの活用」
 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/071121_workshop/service.html
 に詳しいです。
目に見えない障害のある大学生の就学支援:アメリカモンタナ大学の実例
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/dss.html
アメリカの障害学生サービスとE-テキスト
-2007年 AHEAD(高等教育と障害のための会議)国際会議に参加して-
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/else/topics/usa_e.html
□□■ 編集後記………………………………
先日、メールマガジンの登録フォームを少し変更しました。
http://www.dinf.ne.jp/form/form.html
今まではアドレスだけが必須だったのですが、
お名前も書いていただくようにしました。
一般のポータルから発行されているメールマガジンの場合、
登録者のアドレスも発行者にはわからない仕組みに
なっていることが多いと思います
だから気楽に登録できるということもあるのだと思いますが、
発行者の立場から見ると、
お名前がわかると、知っている方はもちろん、
初めての方でもなんとなくお顔が見えるような気がします。
何人の人に送っているというように登録者数だけで見るのではなく、
この人に送っているんだとパソコンの向こうの人を意識して、
文章を書いていきたいと気持ちを新たにしました。
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
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