音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第39号(2009年8月25日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第39号(2009年8月25日配信) 刊行:不定期
■…………………………………………………………………………………■
 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
 【 DINFホームページ 】http://www.dinf.ne.jp
 【 お問合せ 】webmaster@dinf.ne.jp
 【 配信停止の申請 】
 メールの件名に「配信停止の申請」と書き、
 登録されているメールアドレスよりお送り下さい。
 webmaster@dinf.ne.jp
 【 プライバシーポリシーについて 】
 個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
 つきましては細心の注意を払っています。
------------------------------------------------------
■ 目次
------------------------------------------------------
【1】新着情報
【2】セミナー案内
【3】リハビリテーション研究 最新号のご案内
------------------------------------------------------
【1】新着情報
------------------------------------------------------
<DINF日本語版>
【調査・研究】
(8月6日 新着)
障害者の福祉サービスの利用の仕組みに係る国際比較に関する調査研究事業報告書
(第2章第2節まで掲載)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/jiritsu-hikaku-h20/index.html
  厚生労働省 平成20年度障害者保健福祉推進事業
  (障害者自立支援調査研究プロジェクト)
  『障害者の福祉サービスの利用の仕組みに係る国際比較に関する調査研究事業』
  の報告書です。
  表題のテーマについて、オランダ、ドイツ、フランス、スウェーデン、デンマーク、
  イギリス、アメリカの情報をまとめています。
  現在は、第2章第2節まで掲載しています。少しずつ更新していきます。
  10月頃には、冊子体報告書に掲載しきれなかった分の情報も合わせて、
  全体を掲載できる予定です。
  なお、冊子体の報告書は、第32回総合リハビリテーション研究大会の会場にて
  ご希望の方に配布いたします。
【協会発ジャーナル】
(8月11日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2009年8月号(通巻337号)目次
 特集「政策決定過程における当事者の役割」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n337/index.html
  ノーマライゼーションは、各省庁の障害者施策に関する情報や動き、
  全国各地域での実践例の紹介、移動・コミュニケーションなどの生活情報、
  「第2次アジア太平洋障害者の十年」「障害者権利条約」など
  国連をはじめとする世界の障害のある人を取り巻く動きを紹介した、
  障害者福祉総合情報誌です。
  http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
  DINFでは、1995年10月号から2006年12月号までの目次と記事本文、
  2007年1月号から最新号までの目次を掲載しています。
【法律・行政】
(8月12日 更新)
国内外の障害者差別禁止法・条例
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/anti/index.html
  障害者職業総合センター研究部門調査報告書、
  国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』を参考に、
  EU、オーストラリア、ドイツ、ハンガリー等のリンクを追加しました。
【情報アクセス-著作権の現況】
(8月18日 新着)
著作権法(昭和45年5月6日法律第48号)
最終改正:平成21年7月10日法律第73号
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/0818_copyrightlaw/index.html
  平成21年7月10日法律第73号による改正を反映したかたちで
  著作権法を掲載しています。
  なお、「著作権法の一部を改正する法律」と
  「国立国会図書館法の一部を改正する法律」は、
  未施行内容として掲載しています。
  平成二十一年六月十九日法律第五十三号 の未施行内容
  著作権法の一部を改正する法律
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/0818_copyrightlaw/20090619_ho53.html
  平成二十一年七月十日法律第七十三号 の未施行内容
  国立国会図書館法の一部を改正する法律
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/0818_copyrightlaw/20090710_ho73.html
【USAIDによるコンセプトペーパー募集】
(募集文書英語原文)
Request for Concept Papers from Missions and Washington Operating Units
Expanding Participation of People with Disabilities
http://www.dinf.ne.jp/doc/english/USAID_announcement/request.html
(募集文書日本語訳)
在外事務所およびワシントン本部からのコンセプトペーパー募集
障害者の参加拡大のために
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/request_jp.html
  民主主義・紛争・人道支援局/民主主義・ガバナンス室(DCHA/DG)では、
  米国国際開発庁(USAID)の活動における障害者(PWD)の参加促進と
  障害者団体(DPO)の能力強化のための資金援助申請を受け付けています。
【ダスキン アジア太平洋障害者リーダー育成事業 12期生募集】
The 12th Duskin Leadership Training in Japan
A Program for Persons with Disabilities in Asia and the Pacific
http://www.dinf.ne.jp/doc/english/duskin/index.html
  ダスキン アジア太平洋障害者リーダー育成事業
  12期生募集要項(英文)です。
------------------------------------------------------
【2】セミナーのご案内
------------------------------------------------------
●第32回総合リハビリテーション研究大会
 独立行政法人福祉医療機構(長寿・子育て・障害者基金)助成事業
■日時:2009年8月29日(土)・30日(日)
■場所:埼玉県立大学(埼玉県越谷市三野宮820番地 http://www.spu.ac.jp/)
■テーマ:「リハビリテーションのいま・そして・交流」
■参加費:一般3,000円、学生1,000円
■懇親会費:3,000円 (29日18:00より)
■主催:
 第32回総合リハビリテーション研究大会実行委員会
 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
■後援(順不同):
 内閣府、厚生労働省、文部科学省、埼玉県、
 社会福祉法人全国社会福祉協議会、
 独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構、
 日本障害フォーラム
■生涯学習:
 日本理学療法士協会 生涯学習システム単位取得可
 日本作業療法士協会 SIG 認定取得研究大会
■開催趣旨:
近年、国際リハビリテーション協会(RI)の
組織名称の再考が提案されるなど、
リハビリテーションという用語やその概念を
再検討すべきであるという議論があります。
一方で、昨年発効した国連障害者権利条約においては、
リハビリテーションが条文のタイトルとして採用され、
その意義を再確認しており、
また、ILO、UNESCO、WHOは、共同政策方針を定め、
多くの領域でCBR(Community Based Rehabilitation)を
すすめていくことに取り組んでいます。
このような状況のなか、リハビリテーションの現状について
いろいろなレベルおよび領域から報告をいただき、
また、総合リハビリテーションの基本である「交流」の観点から、
リハビリテーションの存在意義について検討するための問題提起を行います。
■プログラム(敬称略):
8月29日(土)13:00-17:00
基調講演1:「RIの現状とアジアのリハビリテーション」 
 ヴィーナス・イラガン(国際リハビリテーション協会(RI)事務局長)
基調講演2:「インクルーシブな地域生活の実現」
 佐藤 進(埼玉県立大学学長)
特別講演:
「リハビリテーションの発展と革新 ヨーロッパの視点から」
 ドナル・マカナニー
 (欧州リハビリテーション協会(EPR)上級顧問/
  ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン障害学センター研究員)
8月30日(日)
―午前― 9:30-12:00 分科会「リハビリテーションの現状」 
1.リハビリテーションと障害者の権利
 コーディネータ 佐藤 久夫(日本社会事業大学教授)
2.アクセシビリティの確保
 コーディネータ 高橋 儀平(東洋大学教授)
3.リハビリテーションと地域生活支援
 コーディネータ 野中 猛(日本福祉大学教授)
4.リハビリテーションと生活機能
 コーディネータ 金田 安正(びわこ成蹊スポーツ大学教授)
―午後― 13:00-14:00
コーディネータからの分科会の総括
 座長 寺島 彰(浦和大学教授)
■情報保障
手話通訳、要約筆記、点字プログラム、その他をご希望の方は、
申し込みの際にご記入ください。
■資料
本大会の資料には、講演の抄録等のほか、
関連資料として、希望の方には、下記の報告書をお配りします。
財団法人日本障害者リハビリテーション協会編
『障害者の福祉サービスの利用の仕組みに係る
 国際比較に関する調査研究事業報告書』
(厚生労働省 平成20年度障害者保健福祉推進事業)2009.3,375p.
■申込先・問合せ
日本障害者リハビリテーション協会
E-mail:rehab@dinf.ne.jp
TEL:03-5292-7628
FAX:03-5292-7630
http://www.normanet.ne.jp/~rehab/
■寺島彰氏(浦和大学教授)のコメント
<ドナル・マカナニーの特別講演はおもしろい>
8月29日に行われるドナル・マカナニー氏による
特別講演「リハビリテーションの発展と革新 ヨーロッパの展望」の
レジュメが送られてきました。
それによれば、ヨーロッパでは、RIがリハビリテーションの
次の「5つの原則」を合意しているそうです。
最初にその話がされるそうです。
1.リハビリテーションはすべての市民の権利である。
2.リハビリテーションは地域や職場で活用できなければならない。
3.リハビリテーションは、利用者のエンパワメントと権利擁護を目的とすべきである。
4.リハビリテーションサービスは、人と生活環境の両方をみるホリスティックな見方に
基づいて行われるべきである。
5.リハビリテーションサービスおよびリハビリテーション専門職は、
絶えず水準を向上させ続けていく使命がある。
また、これに引き続いて、国連・障害者権利条約に関するヨーロッパ各国の動向や、
国際生活機能分類(ICF)のリハビリテーションサービスへの
活用について述べられます。
さらに、現在、6か国が共同で進めている、リハビリテーションの過程と成果を
比較する評価プロジェクトについて述べられるとのことです。
これは、プログラム理論、論理モデリングの手法を用いて、
すべての参加国が共通の基準でリハビリテーションを評価することを
可能にするものだそうです。
我々が知りたいヨーロッパのリハビリテーションに関することが
かなり盛り込まれているように思います。
<障害者の福祉サービスの利用の仕組みに係る国際比較に関する調査研究事業報告書>
総合リハビリテーション研究大会に参加された方のうち希望者には、
「障害者の福祉サービスの利用の仕組みに係る国際比較に関する調査研究事業報告書」
を差し上げます。
この報告書には、オランダ、ドイツ、フランス、スウェーデン、デンマーク、
イギリス、アメリカの障害者の介護に関する制度が具体的に書かれています。
どんな法律に基づいているのか、どのようなサービスを受けられるのか、
どのくらいの費用負担があるかなど、現地調査に基づく最新の情報が満載です。
376ページにわたる大部の報告書です。書店では購入できませんが、
少なくとも5,000円以上の価値はあると思います。
------------------------------------------------------
【3】リハビリテーション研究 最新号のご案内
------------------------------------------------------
「リハビリテーション研究」139号の特集は、
"「発達障害」とリハビリテーション"です。
2004年に発達障害者支援法が成立、2005年4月に施行されました。
「発達障害」、あるいは「発達障害者」という社会的な対象の規定は、
その障害と向き合う人にとって何を生んでいるのでしょうか。
その検証の必要性を踏まえた上で、一連の法の見直しにおける位置を
明確化していく必要があるのではないだろうかということから、
支援に関わる現場が何に取り組み、どのような課題に直面しているのかについて、
多様な切り口から紹介されています。
例えば相談件数の増加にみる関心の高さは
発達障害者支援センター機能への期待を示していますが、
「抱えている困難、困り感を直接『聞いてもらいたい』『訴えたい』」という
切実な要求を吸い上げる役割が求められていることでもあります。
また、なかなか相談につながらない
「配慮を要する児童・要配慮児」の存在に着目し、
「教育を知るソーシャルワーカー」の存在の有用性も述べられています。
さらに、これまで本誌で取り上げられる機会の少なかった司法の分野から、
「発達障害者」の支援課題についても言及されています。
そして、今日、注目される就労支援が、発達障害の人たちにとっては
先駆的な取り組みに負う、まだまだ限定された状況に置かれていることも
明らかな状況です。
本号で紹介・掲載された現状が全国の取り組みへの問いかけとなり、
「見直し」への有効なデータ提供となることを期待しています。
講座「入門 実践的リハビリテーション科学研究」も本号からスタートしています。
他に専門的用語の解説、セミナー報告、文献紹介なども充実しており、
幅広い立場のみなさまにお読みいただきたいと思います。
------------------------------------------------------
季刊誌「リハビリテーション研究」No.139
【特集】
「発達障害」とリハビリテーション
総論:「発達障害」への社会的認識の変化とリハビリテーションの課題 中野敏子
発達障害者支援センターの現状と課題 小林克己
分野を越えて-特別支援教育への支援 上原 文
高機能広汎性発達障害の人々の就労支援 佐藤賢治・岸川朋子
発達障害者と司法上の支援 熊上 崇
「発達障害」と医学的診断基準 中山淑子・市川宏伸
講座「入門 実践的リハビリテーション科学研究」1
総論:リハビリテーション科学とは 江藤文夫
------------------------------------------------------
関連情報:
リハビリテーション研究(お申し込み・お問い合わせ)
http://www.normanet.ne.jp/~info/rihaken/
DINF:協会発ジャーナル:リハビリテーション研究(一部バックナンバー掲載)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab.html
□□■ 編集後記………………………………
ディスレクシアの人が登場する文学作品に
最近よく出合います。
出版されたばかりの作品もあれば、
今まで知らなかっただけで、少し前に出ていた作品もあります。
このお盆休みで『1Q84』を読み終わりました。
英国の児童作家が書いたディスレクシアの少年を主人公にした
ミステリー仕立ての作品、『9番教室のなぞ』もおもしろかったです。
………………………………………………………………………………
マルチメディアDAISY研修を2009年10月6日(火)・7日(水)に開催いたします。
http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/schedule.html
研修申し込みフォームよりお申し込み下さい
http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/form.html
………………………………………………………………………………
●障害者福祉の総合情報誌
月刊『ノーマライゼーション』(定価800円)
最新刊!8月号 特集「障害者とフィットネス-廃用症候群の予防-」
http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
●障害者福祉専門職の方必読!
季刊『リハビリテーション研究』(定価1200円)
最新刊 139号 特集「発達障害」とリハビリテーション
CD-ROM版発売中(1号~100号分、ブックレット付。9500円)
http://www.normanet.ne.jp/~info/rihaken/
………………………………………………………………………………
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
………………………………………………………………………………■■■

DINFメルマガお申し込みフォームへ