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CBID研修プログラム開発事業2016年報告書

2.プロジェクトの概要とスケジュール

日本障害者リハビリテーション協会

2-1 プロジェクトの概要と目的

日本障害者リハビリテーション協会は、第三回アジア太平洋CBR会議の共催(2015年)にて、日本における地域に根ざした共生社会の実現に向けた先進的な実践を紹介するためにCBID1事例集を作成し、会議参加者の前でこれらの取り組みを報告した。

2016年には、CBID実践のエッセンスが日本国内に広がり活用されること、そして独自のプロジェクトが展開されることを目的として日本財団のご協力のもと「CBID研修プログラム開発事業」を実施した。地域の人々の気づきや変化に着目し、「地域が変わる、地域を変える」地方創生の新しい取り組みとして、また、国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて、開発途上国でも活用できるツールとなることも視野に入れている。

対象地域 ①中核都市:名古屋市「一般社団法人 しん」
②地方都市:松本市新村(にいむら)地区
③中山間地域:富山県下新川郡入善町「NPO法人 工房あおの丘」

2-2 スケジュール

①企画会議(東京) 5月18日
7月17日
12月4日
プロジェクトに関する企画や助言をいただくため企画委員会を設置して企画会議を3回開催した。
企画委員については123ページを参照。
②事前準備(3地域)   3地域からの提出資料は地域診断、プロジェクト計画づくり、地域社会資源発掘に関する事前分析
③説明会(東京) 7月17日 プロジェクトの日程と概要を説明し、事前分析発表
④プレ研修(松本) 9月4日 松本大学からの会場提供により、3地域が集まり、本事業研修講師による模擬研修(プレ研修)が行われた。参加者は準備から本番のシミュレーション研修を体験し、研修実施者として課題を検討し、本番に備えた。
⑤本番ワークショップ開催 10月19日:松本
10月30日:名古屋
11月3日:入善
3地域による「できることもちよりワークショップ」開催。キーパーソンや参加者への声かけ、事例の作成、会場設営など、各地域でそれぞれ入念な準備を経て左記の日程で開催。
⑥振り返りの会(東京) 12月4日 3実施団体関係者、企画委員、一般(13名)の参加のもと、ワークショップの結果が報告され、事業の振り返りと今後の課題を共有した。

1 CBIDとは、地域社会での障害のある人やその他の脆弱な人が開発から排除されないこと