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盲ろう者実態調査報告書 No.2

13 食事の状況
 問13で食事の状況について質問した結果は次のとおりである。

表13 食事の状況(複数回答) (単位 人)
区分 ほとんど自分で食事の準備をする 主に家族が食事の準備をする ディリーサービスを受けている 近所の親兄弟等の身内が準備する 自分で料金を払いだれかに準備を依頼している ほとんど外食で済ましている その他 わからない 回答者数
実数 11 52 2 2 1 6 12   86 69
構成比% 12.8 60.5 2.3 2.3 1.2 7.0 13.9   100.0
実数 33 21 3 4 2 2 11   76 58
構成比% 43.4 27.6 4.0 5.3 2.6 2.6 14.5   100.0
実数 44 73 5 6 3 8 23   162 127
構成比% 27.2 45.0 3.1 3.7 1.9 4.9 14.2   100.0
(コメント)
1 問13では回答を二つ求めたところ、二つを回答したのは男が17名、女が18名計35名であった。
2 食事を作る者を見ると、女性は「ほとんど自分で食事の準備をする」が圧倒的に多く33名(回答者数の56.9%)になっているのに対して男性は11名(回答者数の15.9%)になっている。
3 男性は「主に家族が食事の準備をする」が圧倒的に多く52名(回答者数の75.4%)になっているのに対して女性は21名(回答者数の36.2%)になっている。
4 ほとんど外食で済ませている者の割合は男性が多い。
5 「その他」23名の内訳は次のとおりである。
(1) 入所中の施設・学校で準備する 11名(男8・女3)
(2) 主にホームヘルパーに依存している 4名(男1・女3)
(3) 近所で出来あいもの(おかず、お弁当)を買っている 2名(女)
(4) ときどき外食をする 2名(男)
(5) 自分と家族との分担で食事の準備をする 1名(女)等となっている。
6 表3-1の家族構成の状況で「一人で生活している」者の状況は次のとおりであった。
(1) ほとんど自分で食事の準備をする 9名(男2・女7)
(2) 近所の親兄弟等の身内が準備する 2名(女)
(3) 自分で料金を払いだれかに準備を依頼している 1名(女)
(4) ほとんど外食で済ませている 1名(男)
(5) その他 2名(男)
(6) ほとんど自分で食事の準備をすると、ほとんど外食で済ませているの組合せ 2名(男)
(7) ほとんど自分で食事の準備をすると、その他の組合せ 1名(女)

14 外出の状況
 問14で外出について質問した結果は次のとおりである。

表14-1 外出の状況 (単位 人)
区分 外出はほとんど一人で可 なれた場所は一人で出来る 日中なら一人でできる 外出はいつも誰かと一緒 左の内訳(一番安心な外出) その他 わからない
訪問相談員等が安心 ガイドヘルパーが安心 家族が一番安心 その他 わからない
実数 6 26 3 34 9 3 19 1 2     69
構成比% 8.7 37.7 4.3 49.3 (26.5) (8.8) (55.9) (2.9) (5.9)     100.0
実数 7 18   33 6 5 14 4 4     58
構成比% 12.1 31.0   56.9 (18.2) (15.2) (42.1) (12.1) (12.1)     100.0
実数 13 44 3 67 15 8 33 5 6     127
構成比% 10.2 34.6 2.4 52.8 (22.4) (11.9) (49.3) (7.5) (8.9)     100.0
(コメント)
1 127名の盲ろう者中「外出はいつも誰かと一緒」は67名(52.8%)と過半数を超えている。
2 「外出はほとんど一人でできる」はわずか13名(10.2%)にすぎない。
3 残りの47名(44名+3名)も障害のため日常生活に支障を来している。
4 67名の「外出はいつも誰かと一緒」と回答した者に対して「一番安心な者」について質問したところ「家族が一番安心」が圧倒的に多く33名(49.3%)になっている。
5 表4-3単身盲ろう者の感覚機能障害の状況に示した者の状況は、表14-2のとおりである。
表14-2 単身盲ろう者の外出の状況(再掲) (単位 人)
区分 全盲・全ろう 弱視・全ろう 全盲・難聴 弱視・難聴
外出は一人で出来る 1     1 2
1 2     3
慣れた場所は一人で出来る 1 3   1 5
  2   1 3
いつも誰かと一緒     1   1
2 1 1   4
合計 2 3 1 2 8
3 5 1 1 10
5 8 2 3 18
(コメント)
外出時は「いつも誰かと一緒」と回答した者の安心な外出の状況をみると
(1) 訪問相談員等が安心 2名(男1・女1)
(2) ガイドヘルパー 1名(女)
(3) その他(内容不明) 1名(女) となっている。

15 電話とファックスの利用状況
 問15で電話とファックスの利用について質問した結果は次のとおりである。

 

表15 電話とファックスの利用状況(複数回答) (単位 人)
区分 電話は一人でできる ファックスの操作は一人でできる 留守番電話を利用している 通訳者がいる時間帯のみ電話連絡をとっている 福祉事務所を通じて電話連絡をとる 電話は必要でない ファックスは必要ない その他 わからない 回答者数
実数 18 21 2 16   6 9 12 5 89 69
構成比% 20.2 23.6 2.2 18.0   6.8 10.1 13.5 5.6 100.0
実数 12 25 7 15 4 6 5 15 3 92 58
構成比% 13.0 27.2 7.6 16.3 4.4 6.5 5.4 16.3 3.3 100.0
実数 30 46 9 31 4 12 14 27 8 181 127
構成比% 16.6 25.4 5.0 17.1 2.2 6.7 7.7 14.9 4.4 100.0
(コメント)
1 現在、一般家庭では電話・ファックス(以下「FAX」と記す)は必需品に近いが盲ろう者にとっては、必ずしもそうではない。
2 電話は一人でできる者は、30名(回答者数の26.3%)となっている。
3 FAXの操作は一人でできる者は46名(回答者数の36.2%)となっている。
4 通訳者がいる時間帯のみ電話連絡をとる者が31名(回答者数の24.4%)があり意味深い。
5 「その他」27名の概要は次のとおりである。
(1) 電話及びFAXは家族・施設職員等に協力してもらっている 23名(男12・女11)
(2) 自ら電話・FAXは使用しない・できない 3名(男1・女2)
(3) かかってくる時は近所の人に聞く 1名(女)
(4) シルバーフォンとフラッシュベルを併用している 1名(女)

16 新聞の利用方法の状況
 問16で新聞の利用について質問した結果は次のとおりである。

表16 新聞の利用方法の状況(複数回答) (単位 人)
区分 定期的に墨字の新聞を購読 定期的に点字の新聞を購読 新聞雑誌の抜粋を点訳したものを読んでいる 「点字JBニュース」等を読んでいる 新聞などは読めないので家族や友達から聞く程度 特に新聞や雑誌は必要ない その他 わからない 回答者数
実数 21 17 14 14 16 5 14 4 105 69
構成比% 20.0 16.2 13.3 13.3 15.3 4.8 13.3 3.8 100.0
実数 11 11 13 11 16 5 13 1 81 58
構成比% 13.6 13.6 16.0 13.6 19.8 6.2 16.0 1.2 100.0
実数 32 28 27 25 32 10 27 5 186 127
構成比% 17.2 15.1 14.5 13.4 17.2 5.4 14.5 2.7 100.0
(コメント)
1 「定期的に墨字の新聞を購読している」と「新聞などは読めないので家族や友達に聞く程度」が男女合計では32名と同数だが、男女別では大きな格差が認められる。しかしこのほかは男女別に大きな差は認められない。
2 「その他」27名の内訳は次のとおりである。
(1) 新聞や雑誌の抜粋をテープ録音したものを活用 1名(男)
(2) 新聞や雑誌の抜粋を文字拡大機で読んでいる 3名(男2・女1)
(3) 時々新聞(墨字・点字)を読む 2名(男1・女1)
(4) 家族・ホームヘルパー・訪問相談員に代読してもらう 3名(男2・女1)
(5) 購読でないが施設の新聞を読む 2名(女2)
(6) 大きい字だけ読む 1名(男)
(7) 朗読奉仕員に対面朗読を受けている 2名(女2)
(8) 図書館を活用している 2名(男1・女1)
(9) 新聞(墨字・点字)を読みたい。しかし読めない 4名(男2・女2)
(10) 主にラジオで情報を得ている 2名(男1・女1)
(11) 文字放送を活用している 1名(男)
(12) 雑誌だけ多く読む 1名(女)
表16-2 障害程度別・新聞の利用方法の状況(複数回答) (単位 人)
区分 定期的に墨字の新聞を購読 定期的に点字の新聞を購読 新聞雑誌の抜粋を点訳したものを読んでいる 「点字JBニュース」等を読んでいる 新聞などは読めないので家族や友達から聞く程度 特に新聞や雑誌は必要ない その他 わからない 回答者数
全盲

全ろう
実数 1 15 13 11 13 6 11 3 73 45
構成比% 1.4 20.5 17.8 15.1 17.8 8.2 15.1 4.1 100.0
弱視

全ろう
実数 14 6 7 8 8 3 10   56 38
構成比% 25.0 10.7 12.5 14.3 14.3 5.4 17.8   100.0
全盲

難聴
実数 4 7 7 5 10 1 4 2 40 27
構成比% 10.0 17.5 17.5 12.5 25.0 2.5 10.0 5.0 100.0
弱視

難聴
実数 13   1 1 1   1   17 17
構成比% 76.4   5.9 5.9 5.9   5.9   100.0
実数 32 28 28 25 32 10 26 5 186 127
構成比% 17.3 15.1 14.6 13.5 17.3 4.9 14.6 2.7 100.0
(コメント)
1 「墨字の新聞を購読している」のは弱視者に多くなっている。
2 反対に「定期的に点字の新聞を購読」・「新聞雑誌の抜粋を点訳したものを読んでいる」・「点字JBニュース等を読んでいる」は、全盲の者が多くなっている。
3 「その他」27名の内訳は次のとおりである。
(1) 新聞や雑誌の抜粋をテープ録音したものを活用 1名(男)
(2) 新聞や雑誌の抜粋を文字拡大機で読んでいる 3名(男2・女1)
(3) 時々新聞(墨字・点字)を読む 2名(男1・女1)
(4) 家族・ホームヘルパー・訪問相談員に代読してもらう 3名(男2・女1)
(5) 購読でないが施設の新聞を読む 2名(女2)
(6) 大きい字だけ読む 1名(男)
(7) 朗読奉仕員に対面朗読を受けている 2名(女2)
(8) 図書館を活用している 2名(男1・女1)
(9) 新聞(墨字・点字)を読みたい、しかし読めない 4名(男2・女2)
(10) 主にラジオで情報を得ている 2名(男1・女1)
(11) 文字放送を活用している 1名(男)
(12) 雑誌だけ多く読む 1名(女)

17 最終学歴の状況
 問17で最終学歴について質問した結果は次のとおりである。

表17 最終学歴の状況 (単位 人)
区分 通学歴なし 小学校・国民学校・特殊学校小部 中学校・旧小学校高等科・特学中学 旧制中学・高等学校・特学高等部 特殊学校専攻科・専門学校・各種学校 短期大学 四年制大学 大学院 その他 わからない
実数   2 10 33 14   4 2 3 1 69
構成比%   2.9 14.5 47.8 20.3   5.8 2.9 4.3 1.5 100.0
実数   5 12 22 13 1 4   1   58
構成比%   8.6 20.7 38.0 22.4 1.7 6.9   1.7   100.0
実数   7 22 55 27 1 8 2 4 1 127
構成比%   5.5 17.2 43.3 21.3 0.8 6.3 1.6 3.2 0.8 100.0
(コメント)
1 「旧制中学・高等学校・特殊学校高等部」が55名(男33・女22)で43.3%と圧倒的に多い。
2 次いで「特殊学校専攻科・専門学校・各種学校」の27名、「中学校・旧制小学校高等科・特殊学校中学部」の22名の順になっている。
3 「大学院」は2名(男2)の両者とも盲ろう者になってから大学院に学び卒業したものである。
4 「その他」4名の内訳は次のとおりであった。
(1) 中学校へ在学中 1名(男)
(2) 特殊学校高等部在学中 2名(男1・女1)
(3) 盲学校師範部在学中 1名(男)

18 過去の仕事の状況
 問18で過去の仕事(職業)について質問した結果は次のとおりである。

 

表18-1 過去の仕事の状況(複数回答) (単位 人)
区分 三療業(治療師の免許があって治療院開業・治療院・病院勤務等) 会社員・公務員・団体職員等サラリーマン 農林漁業・サービス業開業・企業の経営等の自営 芸術・芸能その他の自由業 社会福祉施設(授産施設・福祉作業所)に入所・通所していた その他 従来から現在の仕事を継続している 仕事をしていなかった(通学中・リハビリ訓練中・仕事ができない等) 不明 回答者数
実数 16 23 5 1 4 8 10 9 2 78 69
構成比% 20.5 29.5 6.4 1.3 5.1 10.3 12.8 11.5 2.6 100.0
実数 11 25 2 2 10 13 4 6 2 75 58
構成比% 14.7 33.3 2.7 2.7 13.3 17.3 5.3 8.0 2.7 100.0
実数 27 48 7 3 14 21 14 15 4 153 127
構成比% 176 31.4 4.6 1.9 9.2 13.7 9.2 9.8 2.6 100.0
(コメント)
1 過去の状況をみると、男性では「サラリーマン」「三療業」の順に多いが、女性は「サラリーマン」「その他」「三療業」の順になっている。
2 盲ろう者になっても「従来から現在の仕事を継続している」者は14名いるが、この職種内訳は次のとおりである。
(1) 三療業 7名(男4・女3)
(2) サラリーマン 4名(男4)
(3) 非常勤講師 1名(男)
(4) 福祉作業所に入所・通所中 1名(男)
(5) 記入なし 1名
3 「その他」は21名いるが、その内訳は次のとおりであった。
(1) 親の仕事の手伝い 2名(男1・女1)
(2) 理容業(男)
(3) 菓子工場(男)
(4) 自動車関係の電気部品組立工(男)
(5) 非常勤講師(男)
(6) 会社役員(男)
(7) 工場のパート(女)
(8) 飲食店勤務 (女)
(9) 和裁 (女)
(10) 洋裁(女)
(11) 家事手伝(女)
(12) アルバイト(女)
(13) 社会福祉施設職員(女)
(14) 3カ月働いた(女)
(15) 学生(男)
(16) 働いた経験なし 2名(男1・女1)
(17) 記入なし 3名(女)
表18-2 障害程度別・過去の仕事の状況(複数回答) (単位 人)
区分 三療業(治療師の免許があって治療院開業・治療院・病院勤務等) 会社員・公務員・団体職員等サラリーマン 農林漁業・サービス業開業・企業の経営等の自営 芸術・芸能その他の自由業 社会福祉施設(授産施設・福祉作業所)に入所・通所していた その他 従来から現在の仕事を継続している 仕事をしていなかった(通学中・リハビリ訓練中・仕事ができない等) 不明 回答者数
全盲

全ろう
実数 10 10 1 2 5 13 4 8 1 54 45
構成比% 18.5 18.5 1.9 3.7 9.2 24.1 7.4 14.8 1.9 100.0
弱視

全ろう
実数 2 24 3 1 6 4 4 3   47 38
構成比% 4.3 51.1 6.4 2.1 12.7 8.5 8.5 6.4   100.0
全盲

弱視
実数 8 6 3   2 1 4 4 2 30 27
構成比% 26.7 20.0 10.0   6.7 3.3 13.3 13.3 6.7 100.0
弱視

難聴
実数 7 8     1 3 2   1 22 17
構成比% 31.8 36.4     4.5 13.7 9.1   4.5 100.0
実数 27 48 7 3 14 21 14 15 4 153 127
構成比% 17.6 31.4 4.6 1.9 9.2 13.7 9.2 9.8 2.6 100.0
(コメント)
1 「三療業」27名の内訳を本表に「表4-1」「表5-1」をクロスすると表18-3のようになった。
2 「会社員・公務員・団体職員等サラリーマン」48名の内訳を本表に「表4-1」「表5-1」をクロスすると表18-4のようになった。
表18-3 過去に「三療業」に従事した者の障害の程度及び発生順位の状況 (単位 人)
区分 回答者数 障害程度
全盲・全ろう 弱視・全ろう 全盲・難聴 弱視・難聴
視覚・聴覚障害同時期に発生 4 3   1  
2       2
6 3   1 2
聴覚障害者が視覚障害も発生 2   1 1  
         
2   1 1  
視覚障害者が聴覚障害も発生 10 2   3 5
9 5 1 3  
19 7 1 6 5
16 5 1 5 5
11 5 1 3 2
27 10 2 8 7
(コメント)
 「三療業」に従事した者27名のほとんどは「視覚障害と聴覚障害が同時に発生した者」又は「はじめ視覚障害者で後で聴覚障害者」にもなった者で占められている。
表18-4 過去に「会社員・公務員・団体職員等サラリーマン」を経験した者の障害の程度及び発生順位の状況 (単位 人)
区分 回答者数 障害程度
全盲・全ろう 弱視・全ろう 全盲・難聴 弱視・難聴
視覚・聴覚障害同時期に発生 8 2 3 1 2
7 2 2 1 2
15 4 5 2 4
聴覚障害者が視覚障害も発生 10   9   1
16 4 8 3 1
26 4 17 3 2
視覚障害者が聴覚障害も発生 5   2 1 2
2 2      
7 2 2 1 2
23 2 14 2 5
25 8 10 4 3
48 10 24 6 8
(コメント)
1 サラリーマンを経験した48名についてみると「視覚と聴覚の障害が同時に発生した者」は、15名(回答者数の31.3%)
2 「はじめ聴覚障害者で後に視覚障害になった者」は、26名(回答者数の54.2%)
3 「はじめ視覚障害者で後に聴覚障害者になった」者は、7名(回答者数の14.6%)

19 現在の仕事の状況
 問19で現在の仕事(職業)について質問した結果は次のとおりである。

 

表19-1 現在の仕事の状況(平成7年10月1日現在) (単位 人)
区分 三療業(治療師の免許があって治療院開業・治療院・病院勤務等) 会社員・公務員・団体職員等サラリーマン 農林漁業・サービス業開業・企業の経営等の自営 芸術・芸能その他の自由業 社会福祉施設(授産施設・福祉作業所)に入所・通所していた その他 仕事をしていない(通学中・リハビリ訓練中・仕事ができない等) わからない
実数 18 8   2 9 5 24 3 69
構成比% 26.1 11.6   2.9 13.0 7.2 34.8 4.3 100.0
実数 5 2   1 8 8 33 1 58
構成比% 8.6 3.5   1.7 13.8 13.8 56.9 1.7 100.0
実数 23 10   3 17 13 57 4 127
構成比% 18.1 7.9   2.4 13.4 10.2 44.9 3.1 100.0
(コメント)
1 盲ろう者で現在仕事をしている職種中、「三療業」が23名(18.1%)で一番多い。
  但し、従事している者は男性が圧倒的に多い。
2 現在、「サラリーマン」は10名(7.9%)である。
3 現在、「社会福祉施設(授産施設・福祉作業等)に入所、通所中」の者は、17名(13.4%)となっている。
4 現在、「仕事をしていない」は、最も多く57名(44.9%)で約半数を占めている。
  但し、女性が圧倒的に多い。
5 「その他」13名の内訳は次のとおりである。
(1) 一人で鎖にロープを通す仕事をしている。2名(男2)
(2) 自宅でマッサージ業を営んでいるが客は全然ない。(男)
(3) 非常勤講師(男)
(4) 主婦専業 5名(女5)
(5) 盲人ホームで技術を磨いている。(女)
(6) 製版(女)
(7) 仕事はしていない。2名(男1・女1)
表19-2 障害程度別・現在の仕事の状況 (単位 人)
区分 三療業(治療師の免許があって治療院開業・治療院・病院勤務等) 会社員・公務員・団体職員等サラリーマン 農林漁業・サービス業開業・企業の経営等の自営 芸術・芸能その他の自由業 社会福祉施設(授産施設・福祉作業所)に入所・通所していた その他 仕事をしていない(通学中・リハビリ訓練中・仕事ができない等) わからない
全盲

全ろう
実数 6     2 9 5 21 2 45
構成比% 13.4     4.4 20.0 11.1 46.7 4.4 100.0
弱視

全ろう
実数 4 8   1 4 5 15 1 38
構成比% 10.5 21.1   2.6 10.5 13.2 39.5 2.6 100.0
全盲

難聴
実数 9       3 2 13   27
構成比% 33.3       11.1 7.4 48.1   100.0
弱視

難聴
実数 4 2     1 1 8 1 17
構成比% 23.5 11.7     5.9 5.9 47.1 5.9 100.0
実数 23 10   3 17 13 57 4 127
構成比% 18.1 7.1   2.4 13.4 10.2 44.9 3.1 100.0
(コメント)
 表18-2障害程度別過去の仕事の状況は複数回答であり、現在の状況と直接比較することは的を得ていないが、盲ろう者になったことにより、仕事ができなくなったことは、想像される。
特に、
(1)「会社員・公務員・団体職員等サラリーマン」の経験者は、48名(表18-1参照)から現在は10名に激減していること。
(2)「農林漁業・サービス業開業・企業の経営等自営業」は7名(表18-1参照)から現在は皆無になっていること等があげられる。

20 所得・収入の状況
 問20で現在得ている所得・収入について質問した結果は次のとおりである。

 

表20-1 所得・収入の状況(複数回答) (単位 人)
区分 障害基礎年金 障害基礎年金と加給年金 老齢年金等障害年金以外の年金 稼働収入 財産収入 年金以外の福祉手当 仕送り等その他収入 公的扶助(生活保護) 所得収入なし その他 わからない 回答者数
実数 51 4 3 23 2 15 1 2 7 4 3 115 69
構成比% 44.4 3.5 2.6 20.0 1.7 13.0 0.9 1.7 6.1 3.5 2.6 100.0
実数 45 5 3 5 2 21 1   3 3 2 90 58
構成比% 50.0 5.6 3.3 5.6 2.2 23.4 1.1   3.3 3.3 2.2 100.0
実数 96 9 6 28 4 36 2 2 10 7 5 205 127
構成比% 46.8 4.4 2.9 13.6 2.0 17.6 1.0 1.0 4.9 3.4 2.4 100.0
(コメント)
1 所得・収入のうち最も多いのは、「国民年金の障害基礎年金」の受給者が96名(46.8%)で圧倒的に多くなっている。
2 次いで「年金以外の福祉手当」36名(17.6%)、「稼働収入」28名(13.6%)の順になっている。
3 表19-1 現在の仕事の状況(平成7年10月1日現在)で仕事をしている者は、66名(23+10+3+17+13)であるが、本表で「稼働収入」のある者は28名でありその差の状況は表20-2のとおりである。
4 「その他」7名の内訳は次のとおりである。
(1) 作業工賃 2名 (男2)
(2) 点字本の転写謝金 (男)
(3) 失業保険受給中  (男)
(4) 遺族年金  (女)
(5) 主人の給料 (女)
(6) 記入なし  (女)
表20-2 現在仕事を持っている者で収入を得ている者の状況 (単位 人)
区分 三療業 サラリーマン 自由業 授産施設
福祉作業所
その他 不明
表19-1
現在有職者数
18 8 2 9 5   42
5 2 1 8 8   24
23 10 3 17 13   ◎ 66
表20-1
稼働収入回答者の職業別内訳
11 6 1 1 3 1 23
2 1   1 1   5
13 7 1 2 4 1 ◎ 28

稼働収入のない者数   
7 2 1 8 2 △ 1 19
3 1 1 7 7   19
10 3 2 15 9 △ 1 ◎ 38
(コメント)
1 現在仕事を持っている者、66名中、収入を得ている者は、28名(42.4%)となっており、残りの38名(57.6%)は、仕事を持っていても稼動収入がないことが推定される。
2 有業者で稼働収入を得ている者の率の高い順にみると
(1) サラリーマンが10名中7名(70.0%)
(2) 三療業が23名中13名(56.2%)
(3) 自由業が3名中1名(33.3%)
(4) その他が13名中4名(30.8%)
(5) 授産施設・福祉作業所が17名中2名(11.8%)
表20-3 障害程度別・収得・収入の状況(複数回答) (単位 人)
区分 障害基礎年金 障害基礎年金と加給年金 老齢年金等障害年金以外の年金 稼働収入 財産収入 年金以外の福祉手当 仕送り等その他収入 公的扶助(生活保護) 収得・収入なし  その他 わからない 回答者数
全盲

全ろう
実数 36 2 2 4 2 16 1 1 3 4 1 72 45
構成比% 50.0 2.8 2.8 5.5 2.8 22.2 1.4 1.4 4.2 5.5 1.4 100.0
弱視

全ろう
実数 28 7 1 14 2 15   1   2 2 72 38
構成比% 38.9 9.7 1.4 19.4 2.8 20.8   1.4   2.8 2.8 100.0
全盲

難聴
実数 20   1 6   4 1   6 3   41 27
構成比% 48.8   2.4 14.6   9.9 2.4   14.6 7.3   100.0
弱視

難聴
実数 12    2 4    1       1       20 17
構成比% 60.0    10.0 20.0    5.0      5.0       100.0
実数 96 9 6 28 4 36 2 2 10 9 3 205 127
構成比% 46.8 4.4 2.9 13.6 2.0 17.6 1.0 1.0 4.9 3.4 2.4 100.0
(コメント)
1 稼働収入がある者のウェイトが高いのは弱視者である。
2 障害年金受給者のウェイトが高い順にみると次のようになる。
(1) 弱視・難聴者 60.0%
(2) 全盲・全ろう者 52.8% (50.0%+2.8%)
(3) 全盲・難聴者 40.8%
(4) 弱視・全ろう者 40.6% (38.9%+9.7%)
3 財産収入がある者は全ろう者である。
4 年金以外の福祉手当受給者のウェイトが高いのも全ろう者である。
5 公的扶助(生活保護)受給者は、2名のみである。

21 住民税の状況
 問21で住民税について質問した結果は、次のとおりである。

 

表21-1 住民税の状況 (単位 人)
区分 市(区)町村民税の所得割が課税 市(区)町村民税の均等割が課税 非課税 わからない
実数 15 3 37 14 69
構成比% 21.7 4.3 53.7 20.3 100.0
実数 9 1 34 14 58
構成比% 15.5 1.7 58.6 24.2 100.0
実数 24 4 71 28 127
構成比% 18.9 3.2 55.9 22.0 100.0
(コメント)
1 市町村民税の所得割の課税者は、24名(18.9%)であり、表20-1の稼働収入のある者28名とほぼ同数になっている。
2 非課税者が71名(55.9%)と過半数を超えている。
表21-2 年齢階層別・住民税の状況 (単位 人)
区分 市(区)町村民税の所得割が課税 市(区)町村民税の均等割が課税 非課税 わからない
17歳以下 実数     1 2 3
構成比%     33.3 66.7 100.0
18~19 実数     2 1 3
構成比%     66.7 33.3 100.0
20~39 実数 7 3 20 5 35
構成比% 20.0 8.6 57.1 14.3 100.0
40~59 実数 15   28 15 58
構成比% 25.9   48.2 25.9 100.0
60~79 実数 2 1 19 5 27
構成比% 7.4 3.7 70.4 18.5 100.0
80歳以上 実数     1   1
構成比%     100.0   100.0
実数 24 4 71 28 127
構成比% 18.9 3.2 59.9 22.0 100.0
(コメント)
1 市町村民税の所得割の課税者は、20歳から59歳までの稼働年齢階層に集中している。
2 「非課税」「不明」のウェイトが高いのは未成年者等になっている。

22 生活訓練・職業訓練の経験の状況
 問22で過去に「生活訓練」又は「職業訓練」を受けたことがあるかどうかを質問した結果は次のとおりである。

 

表22 生活訓練・職業訓練の経験の状況(複数回答) (単位 人)
区分 受けたことはない 学校で受けた 医療機関で受けた 身体障害者リハビリ施設等で受けた 職業訓練校で受けた 講習会に参加して受けた その他 わからない 回答者数
実数 26 20 2 8 2 2 7 7 74 69
構成比% 35.1 27.0 2.7 10.8 2.7 2.7 9.5 9.5 100.0
実数 26 10 2 11 2 1 7 4 63 58
構成比% 41.2 15.9 3.2 17.5 3.2 1.6 11.1 6.3 100.0
実数 52 30 4 19 4 3 14 11 137 127
構成比% 38.0 21.9 2.9 13.9 2.9 2.2 10.2 8.0 100.0
(コメント)
1 過去における生活訓練又は職業訓練の経験の状況をみると「訓練を受けたことはない」者が、52名と最もウェイトが高い。
2 「生活訓練又は職業訓練」を受けた場所は、「学校で受けた」が30名(21.9%)、「身体障害者リハビリテーション施設等で受けた」19名(13.9%)等となっている。
3 「その他」は14名となっているが、その内訳は次のとおりである。
(1) 地域のライトハウス等(身体障害者リハ施設) 7名(男4・女3)
(2) 地域の視覚障害者協会 2名(女2)
(3) 訓練士の白杖 1名(女)
(4) 理容店 1名(男)
(5) 自宅に歩行訓練士が来た 1名(女)
(6) 受けていない 2名(男・女)

23 今後、受けたいリハビリテーション科目の状況
 問23で今後リハビリテーション施設等でどんな訓練を受けたいか、質問した結果は次のとおりである。

 

表23-1 リハビリ施設等で受けたい訓練の状況(複数回答) (単位 人)
区分 一般の勉強をしたい コミュニケーションの訓練を受けたい 歩行等の生活訓練を受けたい 福祉作業所、授産施設等で受けながら仕事 職業訓練を受けたい 勉強や訓練は受けたくない その他 わからない 回答者数
実数 5 17 19 6 11 9 6 24 97 69
構成比% 5.2 17.5 19.6 6.2 11.3 9.3 6.2 24.7 100.0
実数 8 8 9 10 6 12 3 17 73 58
構成比% 11.0 11.0 12.3 13.7 8.2 16.4 4.1 23.3 100.0
実数 13 25 28 16 17 21 9 41 170 127
構成比% 7.6 14.7 16.5 9.4 10.0 12.4 5.3 24.1 100.0
(コメント)
1 今後、リハビリテーションの受けたい科目について、ウェイト順にみると、
(1) 「歩行等の生活訓練を受けたい」が 28名(男19・女9)
(2) 「リハビリテーション訓練を受けたい」が 25名(男17・女8)
(3) 「職業訓練を受けたい」が 17名(男11・女6)
(4) 「福祉作業所・授産施設等で訓練を受けながら仕事をしたい」が 16名(男6・女10)
(5) (1)から(4)まで何等かの「訓練を受けたい」者を単純に合計(28+25+17+16)すると86名(回答者数の67.7%)になる。
2 今後、「勉強や訓練は受けたくない」は、21名(男9・女12)となっている。
3 「その他」9名の内訳は次のとおりである。
(1) パソコン 2名(男2)
(2) ワープロ 1名(女)
(3) 指点字 1名(男)
(4) 介護福祉士の資格取得 1名(男)
(5) レスリング 1名(男)
(6) なし 3名(男1・女2)
表23-2 年齢階層別・リハ施設等で受けたい訓練の状況(複数回答) (単位 人)
区分 一般の勉強をしたい コミュニケーションの訓練を受けたい 歩行等の生活訓練を受けたい 福祉作業所、授産施設等で受けながら仕事 職業訓練を受けたい 勉強や訓練は受けたくない その他 わからない 回答者数
17歳以下 実数   1 2         1 4 3
構成比%   25.0 50.0         25.0 100.0
18~19 実数     1 1       2 4 3
構成比%     25.0 25.0       50.0 100.0
20~39 実数 3 9 9 4 10 6 2 8 51 35
構成比% 5.9 17.6 17.6 7.9 19.6 11.8 3.9 15.7 100.0
40~59 実数 9 10 15 10 7 7 5 18 81 58
構成比% 11.1 12.4 18.5 12.4 8.6 8.6 6.2 22.2 100.0
60~79 実数 1 5 1 1   8 2 11 29 27
構成比% 3.4 17.3 3.4 3.4   27.6 6.9 38.0 100.0
80歳以上 実数               1 1 1
構成比%               100.0 100.0
実数 13 25 28 16 17 21 9 41 170 127
構成比% 7.6 14.7 16.5 9.4 10.0 12.4 5.3 24.1 100.0
(コメント)
「一般の勉強をしたい」と希望した者が、稼働年齢階層の者で占められていることが注目される。

24 訓練を受ける際の施設の希望地
 問24で訓練を受ける場合どこで訓練を受けたいか質問した結果は次のとおりである。

 

表24-1 訓練を受ける施設等の所在地 (単位 人)
区分 今住んでいる市町村内がよい 今住んでいる県内であればよい 近県でもよい 日本の全国どこでもよい その他 わからない
実数 28 11 1 3 4 22 69
構成比% 40.5 16.0 1.5 4.3 5.8 31.9 100.0
実数 27 5 1 2 2 21 58
構成比% 46.5 8.6 1.7 3.5 3.5 36.2 100.0
実数 55 16 2 5 6 43 127
構成比% 43.3 12.6 1.6 3.9 4.7 33.9 100.0
(コメント)
1 訓練を受ける場所の希望の多い順にあげると次のようになる。
(1) 「今住んでいる市町村内がよい」が 55名(43.3%)
(2) 「今住んでいる県内であればよい」が 16名(12.6%)
(3) 「日本の全国どこでもよい」が 5名(3.9%)
(4) 「近県でもよい」が 2名(1.6%)
2 「その他」6名の内訳は次のとおりである。
(1) 国立身体障害者リハビリテーションセンター 1名(男)
(2) 出身県 1名(男)
(3) 受ける必要なし 3名(男1・女2)
(4) 記入なし 1名(女)
3 「わからない」と回答した者は、43名(男22、女21)と約3分の1の数になっているが、そのほとんどは、表23-1で「その他」「わからない」と回答した者で占められている。

 

表24-2 年齢階層別・訓練を受ける施設等の所在地 (単位 人)
区分 今住んでいる市町村内がよい 今住んでいる県内であればよい 近県でもよい 日本の全国どこでもよい その他 わからない 回答者数
17歳以下 実数 2         1 3 3
構成比% 66.7         33.3 100.0
18~19 実数 3           3 3
構成比% 100.0           100.0
20~39 実数 15 5 1 3 2 9 35 35
構成比% 42.9 14.3 2.9 8.5 5.7 25.7 100.0
40~59 実数 24 11 1 2 4 16 58 58
構成比% 41.4 19.0 1.7 3.4 6.9 27.6 100.0
60~79 実数 11         16 27 27
構成比% 40.7         59.3 100.0
80歳以上 実数           1 1 1
構成比%           100.0 100.0
実数 55 16 2 5 6 43 127 127
構成比% 43.3 12.6 1.6 3.9 4.7 33.9 100.0
(コメント)
1 訓練を受ける場合「今住んでいる県内であればよい」「近県でもよい」「日本全国どこでもよい」と希望した者は、全て稼働年齢階層の者で占められており、なかには、家族と離れても訓練を受けたいと希望している者がいる。
2 「日本全国どこでもよい」と回答した5名の障害程度の状況は次のとおりである。
(1) 全盲・全ろう者 2名(男2)
(2) 弱視・全ろう者 2名(男1・女1)
(3) 全盲・難聴者 1名(女)

25 点字本等無料貸出制度(社会資源)の活用状況
 問25では現在無料貸出しされている施策のなかで、利用したものについて質問した結果は次のとおりである。

 

表25 点字本等無料貸出制度の活用状況(複数回答) (単位 人)
区分 点字本 テープの図書 ブリスタ 補聴器 字幕入りビデオ その他 わからない・不明 回答者数
実数 37 15 22 3 5 3 20 105 69
構成比% 35.2 14.3 21.0 2.9 4.7 2.9 19.0 100.0
実数 26 8 20 6 6 9 8 83 58
構成比% 31.3 9.7 24.1 7.2 7.2 10.8 9.7 100.0
実数 63 23 42 9 11 12 28 188 127
構成比% 33.5 12.2 22.3 4.8 5.9 6.4 14.9 100.0
(コメント)
1 本表は、盲ろう者に対して、施策の活用状況を把握したものであるが、活用した経験の多い順にみると次のとおりである。
(1) 点字本 63名(33.5%)
(2) ブリスタ(点字タイプライター) 42名(22.3%)
(3) 声のテープ図書 23名(12.2%)
2 「その他」の12名(男3・女9)の内訳は次のとおりである。
(1) 利用をしたことがない 10名(男2・女8)
(2) 知人に点字本をもらった 1名(女)
(3) 記入なし 1名(男)

26 会話する友達の状況
 問26で、現在よく会話をする友達について質問した結果は次のとおりである。

 

表26-1 よく会話をする友達の状況(複数回答) (単位 人)
区分 近所の幼な友達 学校時代の友達 盲ろう者交流会の友達 訪問相談員の通訳・介助者 その他 家族以外とは会話をしていない わからない 回答者数
実数 6 25 35 31 21 6 3 127 69
構成比% 4.7 19.7 27.6 24.4 16.5 4.7 2.4 100.0
実数 4 13 33 28 20 6 1 105 58
構成比% 3.8 12.4 31.4 26.7 19.0 5.7 1.0 100.0
実数 10 38 68 59 41 12 4 232 127
構成比% 4.3 16.5 29.4 25.6 17.3 5.2 1.7 100.0
(コメント)
1 健常者と比較して重度障害の盲ろう者が、友達と会う機会は、極めて少ないと言われている。
  調査結果のウェイトの多い順にみると次のようになる。
(1) 盲ろう者友の会が実施している「盲ろう者交流会の友達」 68名(男35・女33)
(2) 訪問相談員(盲ろう者向け通訳・介助者) 59名(男31・女28)
(3) 学校時代の友達 38名(男25・女13)
(4) 近所の幼な友達 10名(男6・女4)
2 「その他」41名の内訳は次のとおりである。
(1) 地域のサークル会員 9名(男4・女5)
(2) どなたとでも 2名(男2)
(3) 地域の盲人 2名(男2)
(4) 地域のろう者 2名(男1・女1)
(5) 出身学校の先生 2名(男2)
(6) 施設内の職員・仲間 7名(男2・女5)
(7) 通勤中出会った人 2名(男2)
(8) 同宗教信者 1名(男)
(9) 点訳・手話ボランティア 2名(男1・女1)
(10) ホームヘルパー 1名(女)
(11) ガイドヘルパー 1名(女)
(12) 歩行訓練士 1名(女)
(13) 近隣の者 4名(女)
(14) 職場の同僚等 4名(男4)
(15) 車イスグループ 1名(女)
3 以上から「盲ろう者交流会」「訪問相談員(通訳・介助者)」が盲ろう者に果たす役割が大であることが読みとれる。

27 地域の在宅福祉関係者の知名度の状況
 問27、最後に地域の在宅福祉関係者の名前を知っているかどうかを質問した結果は次のとおりである。

 

表27-1 市町村の福祉担当者等の知名度の状況 (単位 人)
区分 市(区)町村役場(所)の障害者担当係員 地区の民生委員または児童委員 ホームヘルパー ガイドヘルパー 盲ろう者向け通訳・介助者(訪問相談員) 身体障害者相談員(知事の委託の方) 平均 回答者数
知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない
実数 31 38 21 48 11 58 15 54 43 26 19 50 (140) (274) 69
構成比% 44.9 55.1 30.4 69.6 15.9 84.1 21.7 78.3 62.3 37.7 27.5 72.5 33.8 66.2 100.0
実数 27 31 15 43 18 40 20 38 39 19 11 47 (130) (218) 58
構成比% 46.6 53.4 25.9 74.1 31.0 69.0 34.5 65.5 67.2 32.8 19.0 81.0 37.3 62.6 100.0
実数 58 69 36 91 29 98 35 92 82 45 30 97 (270) (492) 127
構成比% 45.7 54.3 28.3 71.7 22.8 77.2 27.6 72.4 64.6 35.4 23.6 76.4 35.4 64.6 100.0

(注) 構成比は、回答者数 男69、女58および計127を100としてそれぞれ算出した。

(コメント)
1 市町村役場の「盲ろう者(障害者)福祉担当者」の名前を知っている者は、58名(45.7%)であった。男・女別をみるとほぼ同率で差はない。
2 「地区の民生委員(児童委員)」の場合は、名前を知っているは、36名(28.3%)で、知名度は3分の1を割っている。男・女別でみると、男性の方が知っているウェイトが高い。
3 「ホームヘルパー」の場合、ホームヘルプサービスを受けている者のみが名前を知っていると考えられるが、知っているのは、29名(22.8%)である。
4 ガイドヘルパーの場合もホームヘルパーと同様、サービスを受けない限りガイドヘルパーの名前を知る機会は少ない。名前を知っている者は、35名(27.6%)となっているが、盲ろう者の日常生活においては、ホームヘルプサービスよりもガイドヘルプサービスを利用している者が多いと推定される。
5 「盲ろう者向け通訳・介助者(訪問相談員)」の場合も、ホームヘルパー・ガイドヘルパーと同じように、訪問相談員による訪問を利用した者以外には、名前を知る機会が少ない。
  名前を知っている者は、82名(64.6%)で訪問相談員の知名度は、群を抜いている。
6 「都道府県知事が委嘱している地域の「身体障害者相談員」を知っている者は、30名(23.6%)で男性に知名度が高い。
7 平均でみると、地域の福祉関係者の知名度は35.4%で男性(33.8%)より女性(37.3%)に知られている。
表27-2 年齢階層別・市町村福祉担当者等の知名度の状況 (単位 人)
区分 市(区)町村役場(所)の障害者担当係員 地区の民生委員または児童委員 ホームヘルパー ガイドヘルパー 盲ろう者向け通訳・介助者(訪問相談員) 身体障害者相談員(知事の委託の方) 回答者数
知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない 知っている 知らない
17歳以下 実数 1 2 1 2   3   3 1 2   3 3
構成比% 33.3 66.7 33.3 66.7   100.0   100.0 33.3 66.7   100.0 100.0
18~19 実数 1 2   3   3   3 1 2   3 3
構成比% 33.3 66.7   100.0   100.0   100.0 33.3 66.7   100.0 100.0
20~39 実数 13 22 6 29 3 32 5 30 22 13 10 25 35
構成比% 37.1 62.9 17.1 82.9 8.6 91.4 14.3 85.7 62.9 37.1 28.6 71.4 100.0
40~59 実数 31 27 15 43 16 42 19 39 39 19 16 42 58
構成比% 53.4 46.6 25.9 74.1 27.6 72.4 32.8 67.2 67.2 32.8 27.6 72.4 100.0
60~79 実数 12 15 14 13 10 17 11 16 18 9 4 23 27
構成比% 44.4 55.6 51.9 48.1 37.0 63.0 40.7 59.3 66.7 33.3 14.8 85.2 100.0
80歳以上 実数   1   1   1   1 1     1 1
構成比%   100.0   100.0   100.0   100.0 100.0     100.0 100.0
実数 58 69 36 91 29 98 35 92 82 45 30 97 127
構成比% 45.7 54.3 28.3 71.7 22.8 77.2 27.6 72.4 64.6 35.4 23.6 76.4 100.0
(コメント)
1 市町村役場の「障害者福祉担当者」及び「地区の民生委員」の名前を知っているのは、「40歳から59歳」までの者で、過半数の者が知っていると答えている。
2 地域の「障害者相談員」は、当然のことではあるが「稼働年齢階層」の者に知られている。

第4章 盲ろう者実態調査
質問別・男女別回答集計表

盲ろう者実態調査質問別・男女別集計表
区分 1 (性別) 2 (年齢) 3 (家族) 4 (感覚機能障害)



17



18


19

20


39

40


59

60


79

80




















配偶
者以
外の
家族



















































69   3 2 19 31 14       8 29 24 7 1    25 18 17 9      
  58    1 16 27 13 1   10 27 17 3 1   20 20 10 8    
69 58 3 3 35 58 27 1   18 56 41 10 2   45 38 27 17    
区分 5 (障害の発生時期)

視覚障害

聴覚障害













12

13

17

18

19

20

39

40

59

60

79

80












12

13

17

18

19

20

39

40

59

60

79

80



26 15 4 1 15 7 1     36 11 4 2 7 8 1      
12 10 4 1 15 16       27 10 7 1 7 6        
38 25 8 2 30 23 1     63 21 11 3 14 14 1      
区分 6 (視覚機能) 7 (聴覚機能)












使



普通
の大
きさ
の墨
字 

拡大
した
墨字
を使
用 

一人
で外
出が
出来
る 

外出
移動
時は
介助
必要

移動
の時
白杖
使用

盲導
犬を
使用
中 
10



11



















周囲
の物
音の
区別

話の
内容
わか
る 

日常
会話
が出
来る
















42 27 41 9 15 25 44 39   4   43 26 23 18 8 15   4 2
30 28 31 9 17 18 37 32   2   40 18 23 11 7 10 2 3  
72 55 72 18 32 43 82 71   6   83 44 46 29 15 25 2 7 2
区分 8 (身障手帳) 9 (重複障害) 10-a (話すときの方法)


















































50






ロー
マ字





手書
き文
字 
手の
ひら






















10
キュ
ード
スピ
ーチ
11
筆談

点字
墨字
12



13





4 4   61 1 3 3 62 41 24 12 24 34 23 17 31 12 3 28    
6     52 1 1 4 52 36 20 5 28 33 14 12 29 14   22    
10 4   113 2 4 7 114 77 44 17 52 67 37 29 60 26 3 50    
区分 10-b (話すときの方法)

指点
字 
パー
キン
ス 

指点
字 
ライ
ブレ
イ 

指文
字 
50音
に触
れる

指文
字 
50音
を見
る 

指文
字 
ロー
マ字
触れ
る 

指文
字 
ロー
マ字
見る








手話
を近
くで
見る

手話
を遠
くで
見る
10
手書
き文
字 
ひら
がな
11
手書
き文
字 
カタ
カナ
12
手書
き文
字 
漢字
かな
13





14
キュ
ード
スピ
ーチ
15
筆談

紙に
書く
16




使

17




18



19





13 7 18 4 10 2 22 4 2 31 21 12 17 1 25 16 19 1 1
11 2 11 8 4 2 18 14   29 15 15 14   22 10 13 2  
24 9 29 12 14 4 40 18 2 60 36 27 31 1 47 26 32 3 1
区分 11 (コミュニケーション手段の獲得方法) 12-a (訪問相談員の派遣でよかったこと)

盲学
校で
点字
学習

盲学
校で
ロー
マ字
指文
字 

ろう
学校
で手
話指
文字

地域
の点
字サ
ーク
ル 

地域
の手
話サ
ーク
ル 

盲ろ
う者
の交
流会

















10






派遣
を受
けず
不明

家族
以外
の人
と会
話 

コミ
ュニ
ケ手
段が
増え
た 

こと
ばの
数が
増え
た 

家族
への
気が
ね減
少 

外出
機会
が多
くな
った








集団
社会
への
参加
可能

同じ
障害
の人
との
会話
10
情報
が多
くな
った
11



12





28 2 14 4 10 22 12 14 13 3 22 27 26 10 18 33 26 31 24 29 1 2
6 2 16 2 11 13 15 12 13 7 9 17 16 11 13 29 20 26 22 22 6 6
34 4 30 6 21 35 27 26 26 10 31 44 42 21 31 62 46 57 46 51 7 8
区分 12-b (相談員派遣への感想) 13 (食事)

まだ
派遣
受け
ず不
明 

相談
員を
増や
す 

早く
市町
村の
制度
に 

訪問
の公
費負
担を
多く

ホー
ムヘ
ルパ
ーに
技術

ガイ
ドヘ
ルパ
ーに
技術

身障
福祉
セン
ター
配置

市役
所等
に配
置を

病院
にも
配置
を 
10
協会
は家
族も
相談
員に
11



12






自分
で準
備す
る 

主と
して
家族
が準
備す
る 

デー
サー
ビス
を受
け 

近所
の親
兄弟
等が
準備

料金
を払
って
依頼

















22 36 33 30 25 26 28 30 24 24 5 6 11 52 2 2 1 6 12  
9 29 28 23 22 22 25 31 28 20 2 5 33 21 3 4 2 2 11  
31 65 61 53 47 48 53 61 52 44 7 11 44 73 5 6 3 8 23  
区分 14 (外出) 15 (電話とファックスの利用)

外出
は一
人で
出来
る 

慣れ
た場
所は
一人
で可

日中
なら
一人
で外
出で
きる

いつ
も誰
かと
一緒











訪問
相談
員が
安心

ガイ
ドヘ
ルパ
ーが
安心

















電話
は一
人で
出来
る 

ファ
ック
ス操
作出
来る

留守
番電
話を
利用

通訳
者が
いる
とき
使用

福祉
事務
所を
通し
て 

電話
は必
要な
い 

ファ
ック
スは
必要
ない










6 26 3 34     9 3 19 1 2 18 21 2 16   6 9 12 5
7 18   33     6 5 14 4 4 12 25 7 15 4 6 5 15 3
13 44 3 67     15 8 33 5 6 30 46 9 31 4 12 14 27 8
区分 16 (新聞の利用方法) 17 (最終学歴)

墨字
の新
聞を
購読

点字
の新
聞を
購読

点訳
した
もの
を読
む 

点字
JB
ニュ
ース
等 

ニュ
ース
は家
族等
に聞

特に
必要
と思
わな
い 

















小学
校 
特殊
学校
小学

中学
旧高
等科
特殊
中学

旧中
学高
校特
殊高
等 

特殊
専攻
科 
専門
各種


















10





21 17 14 14 16 5 14 4   2 10 33 14   4 2 3 1
11 11 13 11 16 5 13 1   5 12 22 13 1 4   1  
32 28 27 25 32 10 27 5   7 22 55 27 1 8 2 4 1
区分 18 (仕事のこと) 19 (10月1日現在の仕事)





会社
員・
公務
員等

農林
漁業
サー
ビス
自営

学術
芸能
その
他自
由業

社会
福祉
施設
入所
通所





従来
から
現在
の仕
事 

仕事
をし
てい
なか
った











会社
員・
公務
員等

農林
漁業
サー
ビス
自営

学術
芸能
その
他自
由業

社会
福祉
施設
入所
通所





仕事
をし
てい
ない






16 23 5 1 4 8 10 9 2 18 8   2 9 5 24 3
11 25 2 2 10 13 4 6 2 5 2   1 8 8 33 1
27 48 7 3 14 21 14 15 4 23 10   3 17 13 57 4
区分 20 (所得・収入) 21 (今年度の住民税) 22 (生活訓練・職業訓練の経験)








障害
基礎
年金
加給
年金

老齢
年金
等他
の年
金 











年金
以外
の福
祉手
当 

仕送
り等
その
他収
入 

公的
扶助
生活
保護







10



11





 1
市町
村民
税所
得割

市町
村民
税均
等割











受け
たこ
とは
ない










身障
リハ
施設
等 







講習
会に
参加
して









51 4 3 23 2 15 1 2 7 4 3 15 3 37 14 26 20 2 8 2 2 7 7
45 5 3 5 2 21 1   3 3 2 9 1 34 14 26 10 2 11 2 1 7 4
96 9 6 28 4 36 2 2 10 7 5 24 4 71 28 52 30 4 19 4 3 14 11
区分 23 (リハ施設での訓練希望科目) 24 (施設等での訓練の場所) 25 (点字本等の利用状況)







コミ
ニュ
ケー
ショ
ン 

歩行
等生
活訓
練 

福祉
作業
所や
授産
施設






勉強
や訓
練は
受け
ない











今住
んで
いる
市町
村 

今住
んで
いる
県内








全国
どこ
でも
よい































字幕
入り
ビデ
オ 










5 17 19 6 11 9 6 24 28 11 1 3 4 22 37 15 22 3 5 3 20
8 8 9 10 6 12 3 17 27 5 1 2 2 21 26 8 20 6 6 9 8
13 25 28 16 17 21 9 41 55 16 2 5 6 43 63 23 42 9 11 12 28
区分 26 (よく会話をする友達) 27 (市町村の福祉関係の職種名について)
















盲ろ
う者
交流
会の
友達

訪問
相談
員通
訳介
助者





















障害者担当係員          

民生委員・児童委員       

ホームヘルパー          

ガイドヘルパー           

盲ろう者向け通訳介助者    

身体障害者相談員            






















































6 25 35 31 21 6 3 31 38 21 48 11 58 15 54 43 26 19 50
4 13 33 28 20 6 1 27 31 15 43 18 40 20 38 39 19 11 47
10 38 68 59 41 12 4 58 69 36 91 29 98 35 92 82 45 30 97

附  録

都道府県(市)別・盲ろう者数並びに通訳者
平成8(1996)年3月末日現在 (社福)全国盲ろう者協会調べ
都道府県別 推計盲ろう者数 盲ろう者数 通訳・介助者数
把握者数
(登録者数)
対前年度
同月比
登録者数 対前年度
同月比
北海道 420 10( 4) + 3(+ 1) 25 + 1
青森 160 0( 0) - 1( 0)    
岩手 151 4( 1) + 1(+ 1) 2  
宮城 142 1( 0)      
秋田 131 1( 1) + 1(+ 1) 1 + 1
山形 133 1( 1)   2  
福島 223 5( 1) + 1( 0) 3  
茨城 303 4( 1) + 1( 0) 6 + 3
栃木 205 3( 1)   7 + 1
10 群馬 208 4( 3)   4 + 2
11 埼玉 673 11( 7) + 2(+ 1) 42 +19
12 千葉 499 12( 7) + 1(- 1) 37 + 5
13 東京 1,228 47(28) +10(+ 7) 134 +15
14 神奈川 376 11( 4) - 1(+ 1) 12 + 2
15 新潟 262        
16 富山 119        
17 石川 122 8( 7) + 2(+ 2) 14 + 4
18 福井 87 33( 4) 0(+ 1) 1  
19 山梨 90 8( 1)   4  
20 長野 228 5( 3) + 1( 0) 21 + 3
21 岐阜 219 2( 1)      
22 静岡 388 17( 6) + 5(+ 3) 12 + 5
23 愛知 476 11(10) + 7(+ 7) 9 + 5
24 三重 191     2  
25 滋賀 129 3( 0)   1 + 1
26 京都 120 1( 1)   4 + 1
27 大阪 637 14( 6) + 6(+ 1) 33 + 8
28 兵庫 414 7( 5) + 2(+ 3) 3  
29 奈良 146 1( 0)   0 - 2
30 和歌山 115 2( 1)   2 + 1
31 鳥取 66 2( 0) - 1(- 2) 2 + 1
32 島根 82 1( 1) + 1(+ 1) 1  
33 岡山 204 2( 1)   9 + 3
34 広島 189 5( 3) + 1( 0) 5 + 2
35 山口 165 4( 0)      
36 徳島 89 1( 0)      
37 香川 109 7( 3) 0(+ 1) 4  
38 愛媛 162 3( 0)      
39 高知 88 3( 1)   3  
40 福岡 271 9( 1) - 1( 0) 2 + 2
41 佐賀 93 3( 3) + 2(+ 2) 4 + 3
42 長崎 165 3( 0)      
43 熊本 195 10( 9)   24 + 2
44 大分 131        
45 宮崎 125 1( 0)      
46 鹿児島 190     1 + 1
47 沖縄 131 5( 0)      
小計(A) 11,050 285(126) +43(+30) 436 +89
指定都市別           
  札幌 176 6( 4) + 1(+ 1) 8 + 3
  仙台 95     3  
  千葉 87 1( 0)   18 - 4
  横浜 338 7( 2) + 1( 0) 20 - 1
  川崎 121 1( 0) - 1( 0) 7  
  名古屋 222 7( 7) + 1(+ 1) 25 + 9
  京都 148 2( 0)   1  
  大阪 265 12(10) - 2(- 2) 38 +14
  神戸 153 5( 2) 0(+ 1) 17 +12
  広島 111 7( 3) + 6(+ 2) 10 +10
  北九州 108        
  福岡 126 6( 1) + 2( 0) 1 - 1
小計(B) 1,950 54(29) + 8(+ 3) 148 +42
合計(A+B) 13,000 339(155) +51(+33) 584 +131
(注)
1 各都道府県(市)別の「推計盲ろう者数」とは、平成3年身体障害者実態調査報告(厚生省)の「視覚障害と聴覚障害・言語障害」13,000人に、都道府県(市)別の人口比率を乗じて推計したものである。
2 表頭、盲ろう者数欄の「把握者数」とは、規定様式のほか、FAX等、何らかの方法で当協会が把握して、現在、定期刊行物を送付している1級から6級までの盲ろう者数である。また、「(登録者数)」とは、「把握者数」のうち、1級と2級の盲ろう者数で、現在、当協会が試行的に実施している「通訳・介助派遣事業」の対象者である。

主題:
盲ろう者実体調査報告書 48頁~84頁

発行者:
社会福祉法人 全国盲ろう者協会

発行年月:
1996年3月

文献に関する問い合わせ先:
社会福祉法人 全国盲ろう者協会
〒162 東京都新宿区西早稲田2-2-8
(財)全国心身障害児福祉財団ビルB1F
TEL 03-5272-1691
FAX 03-5272-1692