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創立20年史 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

No.11

8.昭和47年度事業

1.第8回全国身体障害者スポーツ大会

鹿児島県鹿児島市
昭和47年11月11日~12日
参加選手634人 役員等628人 計1,262人
スローガン「がんばるぞ熱と力と根性で」

※本大会より車椅子バスケットボール競技を新たに加えた。


皇太子殿下のおことば

 第8回全国身体障害者スポーツ大会の開会式にのぞみ,全国から参加された皆さんの元気な姿に接することは私の大きな喜びであります。
 皆さんが,日頃のたゆまない努力によってそれぞれの障害を克服し,社会の各方面で立派に活躍しておられることはたいへん心強いことであります。
 本日ここに開催される身体障害者スポーツ大会は,国民全体の身体障害者に対する関心を深めるうえにおいて大きな意義を有するものであると考えます。身体に障害のある方々にとっても,スポーツは勇気と希望と自信とを与え,障害を乗り越えて明るい生活を築くために大きな力となると思います。
 ここに参加された皆さんがスポーツを通じて明るく,強く,正しい精神をつちかうとともに,友情をいっそう深められ,この大会が生涯の楽しい思い出のひとつとなるように希望してやみません。


1.大会の趣旨と鹿児島大会開催のいきさつ

 「失なわれたものを数えるな,残されたものを最大限に生かせ」身体障害者スポーツ大会の生みの親ルードイッヒ・グッドマン博士のことばである。身体障害者のスポーツはこの趣旨のもとに身体障害者がスポーツを通じて自分の障害に打ち克ち積極的な粘りづよい精神力を養い,明るい希望と勇気をもってたくましく生きて行く能力を育てることを目的としている。
 いいかえれば,身体障害者のスポーツは,医学的にも心理的にも,職能指導上の見地からも身体障害者が自らの努力で更生し社会復帰を促進するための具体的方法としてとりあげられ,身体障害者にとっては極めて有効なものとされている。
 このようなことから現在では,国際的にも大きな関心がもたれ,また国内においても身体障害者のスポーツの振興が強く推進されている。
 わが国における身体障害者のスポーツは,昭和39年11月に行なわれた東京パラリンピック第1部(国際大会)が行なわれたことを契機に,この大会の第2部として,全国都道府県から,身体障害者の選手約 400名参加して, 国内大会が開催され, 身体障害者スポーツに対する国民の関心が急激に高まってきた。
 その翌年(昭和40年)岐阜国体が開催されるにあたり,国は,毎年国体開催県において国体終了後,全国身体障害者スポーツ大会を開催することと定め,第1回全国身体障害者スポーツ大会が,岐阜県において行なわれた。鹿児島県における大会は,第27回国民体育大会の終了後2週間をおいた11月11日(土)12日(日)の2日間第8回全国大会として,鹿児島県立鴨池陸上競技場を中心に6会場で過去の大会に比類のない706名の多数の選手が参加して実施されることとなった。
 なお,これまでの全国大会においては, すべて個人競技であったが, この第8回大会から初めてチームプレイを要する競技として,車椅子バスケットボール競技が加わることとなり,全国身体障害者スポーツ大会の今後の運営に一つの転機をもたらすこととなった。
 また,従来,指定都市は6団体が参加していたが,鹿児島大会においては,札幌市,川崎市,福岡市の3団体が初参加することとなり沖縄県を含め56都道府県,9指定都市の団体が参加した。

車椅子バスケットボール競技
車椅子バスケットボール競技

2.大会開催の基本方針

 第8回全国身体障害者スポーツ大会は,「がんばるぞ熱と 力と 根性で」のスローガンのもと,身体障害者自からが「限りなき可能性に向って」前進することを目標に,また,全国からの参加者を「真心」をもって暖かく迎え友愛にみちた大会とするとともに,一般社会の社会福祉へのより一層の理解を深めることを目標にして盛大に開催することを基本方針とした。
◎ 手話(通訳)奉仕事業
 そろいの真赤な服に白い帽子・大会の花,手話奉仕員の養成については,これまで自主的に活動を続けてきていた鹿児島手話サークル18名の外鹿児島短期大学学生29名が加わり,計47名が6ヵ月の特別訓練を経て大会に臨んだ。
 この手話奉仕員は,ただ相互の意志伝達だけでなく,競技場内での選手の世話,また駅や港での送迎等に活躍その献身ぶりは,大会関係者のみならず,一般市民からも心からの感謝の言葉がのべられる情景もみられた。
 11月11日,城山観光ホテルで,皇太子殿下・皇太子妃殿下をお迎えしての「選手のつどい」にも5名の手話奉仕員が参加して,両殿下と聴覚障害者との通訳を行ない「選手のつどい」に華やかな色どりをそえた。
 また,この手話奉仕員の活躍に対し特に日本身体障害者スポーツ協会会長ら各人あて感謝状が贈呈されその労がねぎらわれた。
◎ FM実況放送の実施
 視覚障害者の方々はせっかく応援にきても何の競技が行なわれているのかわからないので,競技を楽しいものにし,また,鹿児島大会が生がいのよき思い出となるよう本大会の特色の一つとして盲人用FM実況放送を実施することとした。この実施にあたっては,NHKに研究方を依頼したが,NHKにおいても,大会の趣旨からその技術研究を了承され,数回にわたり検討を重ね場内中継施設3ヵ所を設けて実施することとなった。
 当日はNHKのアナウンサーにより11日の開会式の式典終了と同時に開始され,翌12日も朝から放送を行ない,大会に参加した視覚障害者の方々から大変親切な解説を加えてもらってこの大会か本当によく理解できて楽しかったと心からの感謝の言葉が聞かれた。
◎ 点字プログラムの作成
 大会に参加する視覚障害の選手や応援の人々に大会に進行や競技の内容を理解してもらうため「点字プログラム」を作成した。
 プログラム作成にあたっては,要点をわかりやすく説明するとともに電気植毛による会場案内図および鹿児島案内図を添付し利用者の利便をはかった。
 なお,このプログラムは,点訳・印刷共にセブンスデーアドベンチスト鹿児島福音盲人センターの協力によって作成されたものである。
◎ 大会協力の活動
(1) 善意の寄付(物品の援助)
 全国から参加された選手団の人びとか,本県の産業,文化,自然,風物ならびに情緒などを理解されるよう,とくに,鹿児島の想い出にふさわしい郷土色豊かな記念品(薩摩焼,竹製品,大島紬製品,玩具,鹿児島銘菓ほか)等について,県内外の民家諸団体から多数の善意の協力かあり,参加した多くの人々から非常に感謝された。
(2) コンパニオンの活動
 各種学校(鹿児島文化服装学院,野村洋裁学院,上山服装学院,グリーン文化服装学院,富田ドレスメーカー女学院)の生徒から選抜された36名の大会コンパニオンは,全国各地から参加した選手団ならびに一般観覧者を迎え,駅頭における花束,千羽鶴の贈呈など誠意ある歓送迎,主会場では特別接伴者の受付けおよび各競技場においては,競技者と健闘をたたえる表彰の介助等に,大会の麗しい花として活躍した。
(3) 野点の実施
 大会に参加する選手や役員の方々に旅の疲れをいやしてもらい最高の記録をだしてもらうよう表千家,裏千家両茶道会の皆さんの協力により会場内モニュメントのかたわらに野点の席を設け抹茶のサービスを行なった。
(4) 県庁さつき会の活動
 大会前夜(11月10日),県庁幹部職員夫人さつき会(会長 金丸栄子知事夫人外27名)および民生労働部関係幹部職員の夫人(27名)は,全国各地から参加した各県の選手団の宿舎を訪問して,親しく選手,監督ならびに大会役員等の人びとを激励,慰問されたことは,親密感を深め,鹿児島大会の印象を強めるに極めて高い効果をあげた。
(5) 青森県民心の集いからの善意
 全国大会に集まる各都道府県選手役員団に対し,青森県民心の集い・倖せの集いから青森リンゴ60箱の寄贈があった。
 鹿児島県実行委員会では,トラックにより各県選手団宿舎に配付を行ない青森県民の善意を伝えた。

都道府県(市)別参加人員
都道府県 (市) 役員 選手 介護人 正規視察員 選手団合計
肢1 肢2 視覚 聴覚
北海道 6 14 - 1 3 18 7 2 33
青森 2 5 - - 4 9 6 1 18
岩手 5 6 - 2 2 10 5 2 22
宮城 6 6 - 3 2 11 2 1 20
秋田 6 3 - 2 3 8 2 6 22
山形 6 6 - 2 2 10 4 - 20
福島 2 6 1 1 5 13 7 - 22
茨城 4 5 1 2 2 10 6 9 29
栃木 5 4 1 2 3 10 3 - 18
群馬 - 2 - 3 5 10 9 - 19
埼玉 3 4 3 3 3 13 10 18 44
千葉 6 7 2(10) 4 7 20(10) 7 49 82(10)
東京 4 4 4(10) 5 8 21(10) 15 - 40(10)
神奈川 8 3 (10) 2 3 8(10) 8 12 36(10)
山梨 4 3 - 2 3 8 6 - 18
新潟 2 2 - 5 5 12 16 - 30
長野 4 8 1(10) 2 2 13(10) 12 3 31(10)
富山 5 4 1 1 2 8 8 - 21
石川 2 7 - - 1 8 7 - 17
福井 1 4 1 1 2 8 9 - 18
静岡 10 7 - 1 5 13 - 5 28
愛知 - 4 (10) 4 3 11 12 - 23
三重 4 4 - 3 2 9 8 - 21
岐阜 - 9 - 1 - 10 10 - 20
滋賀 - 3 - 2 2 7 7 - 14
京都 - 4 - 2 2 8 8 - 16
大阪 6 4 1 4 4 13 6 - 25
兵庫 10 7 2 2 2 13 9 1 33
奈良 4 4 1 2 2 9 4 3 20
和歌山 14 10 2(7) 3 2 17(7) 10 3 44(7)
鳥取 8 5 - 1 1 7 3 9 27
島根 5 5 - 1 1 9 4 - 18
岡山 8 7 1 2 2 12 4 1 25
広島 4 8 1 3 1 13 9 - 26
山口 6 5 1 2 2 10 4 6 26
香川 5 5 - 2 2 9 5 - 19
徳島 3 5 - 2 1 8 5 7 23
愛媛 3 5 - 4 3 12 5 1 21
高知 9 3 1 3 3 10 2 - 21
福岡 3 14 2 2 - 18 10 - 31
佐賀 5 4 1 2 2 9 6 10 30
長崎 1 5 - 2 4 11 8 - 20
熊本 13 5 1(9) 3 4 13(9) 12 - 38(9)
大分 6 4 2(10) 2 3 11(10) 9 - 26(10)
宮崎 6 5 - 1 4 10 6 7 29
沖縄 2 3 1 2 2 8 7 3 20
札幌市 4 4 1 1 1 7 5 2 18
横浜市 - 3 - 2 3 8 6 4 18
川崎市 4 3 2 - 2 7 5 4 20
名古屋市 - 5 - 1 2 8 6 - 14
京都市 7 2 2 3 2 9 5 2 23
大阪市 3 6 1 2 3 12 8 - 23
神戸市 3 2 1 3 2 8 5 3 19
福岡市 8 1 1 3 2 7 1 1 17
北九州市 7 4 1 1 2 8 2 - 17
鹿児島 11 25 4(7) 11 12 52(7) - - 63(7)
- - - - - - - - - -
合計 263 302 46(83) 128 158 634 (83) 365 175 1,437 (83)

( )内は車椅子バスケットボール選手

肢体(2)( )は車椅子バスケットボール

都道府県(市)別参加人員
都道府県 (市) 選手数
肢1 肢2 視覚 聴覚
北海道 14 - 1 3 18
青森 5 - - 4 9
岩手 6 - 2 2 10
宮城 6 - 3 2 11
秋田 3 - 2 3 8
山形 6 - 2 2 10
福島 6 1 1 5 13
茨城 5 1 2 2 10
栃木 4 1 2 3 10
群馬 2 - 3 5 10
埼玉 4 3 3 3 13
千葉 7 2(10) 4 7 20
東京 4 4(10) 5 8 21
神奈川 3 (10) 2 3 8
山梨 3 - 2 3 8
新潟 2 - 5 5 12
長野 8 1(10) 2 2 13
富山 4 1 1 2 8
石川 7 - - 1 8
福井 4 1 1 2 8
静岡 7 - 1 5 13
愛知 4 (10) 4 3 11
三重 4 - 3 2 9
岐阜 9 - 1 - 10
滋賀 3 - 2 2 7
京都 4 - 2 2 8
大阪 4 1 4 4 13
兵庫 7 2 2 2 13
奈良 4 1 2 2 9
和歌山 10 2(7) 3 2 17
鳥取 5 - 1 1 7
島根 5 - 1 1 9
岡山 7 1 2 2 12
広島 8 1 3 1 13
山口 5 1 2 2 10
香川 5 - 2 2 9
徳島 5 - 2 1 8
愛媛 5 - 4 3 12
高知 3 1 3 3 10
福岡 14 2 2 - 18
佐賀 4 1 2 2 9
長崎 5 - 2 4 11
熊本 5 1(9) 3 4 13
大分 4 2(10) 2 3 11
宮崎 5 - 1 4 10
沖縄 3 1 2 2 8
札幌市 4 1 1 1 7
横浜市 3 - 2 3 8
川崎市 3 2 - 2 7
名古屋市 5 - 1 2 8
京都市 2 2 3 2 9
大阪市 6 1 2 3 12
神戸市 2 1 3 2 8
福岡市 1 1 3 2 7
北九州市 4 1 1 2 8
鹿児島 25 4(7) 11 12 52
- - - - - -
合計 302 46(83) 128 158 634

車椅子バスケットボール競技組合せ

種目別出場人員一覧表
競技群 競技種目 肢体(1) 肢体(2) 視覚 聴覚 合計
歩走技群 100m障害競走 23 6 29 - - - - - - - - - 23 6 29
60m直線走 - - - - - - 16 9 25 - - - 16 9 25
60m競走 - 31 31 - 7 7 12 - 12 - - - 12 38 50
100m競走 71 - 71 19 - 19 25 4 29 35 22 27 150 26 176
200m競走 - - - - - - 4 - 4 13 9 22 17 9 26
400m競走 18 - 18 - - - - - - 11 5 16 29 5 34
800m競走 - - - - - - - - - 11 - 11 11 - 11
1500m競走 - - - - - - 10 - 10 10 - 10 20 - 20
5000m競走 - - - - - - - - - 7 - 7 7 - 7
小計 112 37 149 19 7 26 67 13 80 87 36 123 285 93 378
跳技群 立巾跳 66 27 93 - - - 26 8 34 - - - 92 35 127
走巾跳 40 8 48 - - - 19 5 24 35 18 53 94 31 125
走高跳 5 1 6 - - - 7 2 9 22 7 29 34 10 44
三段跳 - - - - - - 13 - 13 17 - 17 30 - 30
小計 111 36 147 - - - 65 15 80 74 25 99 250 76 326
投技群 砲丸投 44 16 60 5 - 5 19 6 25 18 11 29 86 33 119
槍正確投 33 15 48 9 8 17 - - - - - - 42 23 65
槍投 12 2 14 1 - 1 - - - 9 4 13 22 6 28
ソフトボール投 52 8 60 5 - 5 33 - 33 - - - 90 8 98
ハンドボール投 - - - - - - - 9 9 - - - - 9 9
円盤投 6 1 7 - - - - - - 4 2 6 10 3 13
小計 147 42 189 20 8 28 52 15 67 31 17 48 250 83 332
陸上合計 370 115 485 39 15 54 184 43 227 192 78 270 785 251 1,036
スラローム群 スラローム - - - 11 5 16 - - - - - - 11 5 16
卓球 シングルス 34 14 48 5 1 6 - - - 17 8 25 56 23 79
盲人卓球 - - - - - - 4 1 5 - - - 4 1 5
弓球 洋弓 8 2 10 10 2 12 - - - - - - 18 4 22
水泳技群 20m自由型 - - - - - - 6 1 7 - - - 6 1 7
20m平泳 - - - - - - 5 3 8 - - - 5 3 8
20m背泳 - - - - - - 4 - 4 - - - 4 - 4
25m自由型 24 6 30 2 - 2 - - - - - - 26 6 32
25m平泳 12 - 12 - - - - - - - - - 12 - 12
25m背泳 3 1 4 1 1 2 - - - - - - 4 2 6
45m自由型 - - - - - - 2 - 2 - - - 2 - 2
45m平泳 - - - - - - 2 - 2 - - - 2 - 2
45m背泳 - - - - - - 1 - 1 - - - 1 - 1
50m自由型 9 - 9 - - - 1 - 1 - 1 1 9 1 10
50m平泳 4 - 4 - - - - - - - 3 3 4 3 7
50m背泳 2 - 2 - - - - - - - 2 2 2 2 4
100m自由型 - - - - - - - - - 6 - 6 6 - 6
100m平泳 - - - - - - - - - 8 - 8 8 - 8
100m背泳 - - - - - - - - - 1 - 1 1 - 1
水泳合計 54 7 60 3 1 4 20 4 24 15 6 21 92 18 110
総計 466 138 604 68 24 92 208 48 256 224 92 316 966 302 1,268

2.第21回国際ストーク・マンデビル競技大会

西ドイツ,ハイデルベルグ
(第4回パラリンピック)
昭和47年8月2日~10日
参加43ヶ国 984人
日本選手団 選手25人 役員12人

役員
団長    /中村 裕(太陽の家理事長)
マネジャー/氏家 馨(日本身体障害者スポーツ協会常務理事)
医師    /興五沢利夫(国立身体障害センター医務課)
看護婦  /中尾キミ子(太陽の家総婦長)
PT     /森永敏博(京大付属病院理学療法士)
OT     /氏家憲子(作業療法士)
コーチ   /中川一彦(多摩厚生園指導療育課長)
通訳    /吉田紗栄子(日本赤十字社語学奉仕団)
通訳    /高島 渉(日本赤十字社語学奉仕団)
広報    /寺田 勤(日本身体障害者スポーツ協会理事)
広報    /堀場平八郎(日本身体障害者スポーツ協会理事)
コーチ   /増田弥八郎(日本身体障害者スポーツ協会理事)
選手   /長谷川浩(福島県) 100mダッシュ,スラローム
        栗原昇(埼玉県) FITA,ダーチェリー他
        西城幾信(東京都) ショートウエスタン他
        浦山相美(東京都) ショートウエスタン他
        坂本修二(東京都) 100mダッシュ他
        松尾哲哉(千葉県) ショートウエスタン
        伊佐幸弘(神奈川県) 水泳他
        江藤常良(神奈川県) FITA,ダーチャリー他
        土屋博義(静岡県) FITF,水泳
        久留久男(長野県) 卓球
        大杉孝志(福井県) 砲丸他
        稲本正雄(愛知県) ウェートリフティング他
        大橋和美(名古屋市) セントニコラス他
        山田二郎(奈良県) セントニコラス他
        梅本庄助(和歌山県) 100mダッシュ他
        中村誠之助(和歌山県) セントニコラス他
        藤川泰博(兵庫県) ダーチャリー他
        大場秀司(広島県) スラローム他
        谷山 博(高知県) 100mダッシュ他
        田中慶博(大分県) ヤリ正確投,スラローム
        川上恵以(東京都) セントニコラス他
        田中美知子(東京都) 卓球他
        岩崎弘子(静岡県) 60mダッシュ他
        山端智佐美(兵庫県) セントニコラス他
        梅田きよ(大分県) ヤリ正確投他
本部役員等
 葛西嘉資(日本身体障害者スポーツ協会長)
 角田耕一(厚生省社会局更生課長)
 草原国司(厚生省社会局庶務課補佐)
 佐々木喜之(厚生省社会局保護課)
 加藤忠春(厚生省社会局更生課)
 宗石文男(国立東京視力障害センター所長)
 橋倉一裕(国立身体障害者センター所長)
 綱野光一(清水基金常務理事)
 清水忠男(デザイナー)
 山田眞澄(社会福祉事業振興会常務理事)
 曽我恒市(清明会理事長)
 中谷治信(鳥取県厚生部長)
 平山鶴市(岡山県身連会長)
 菅原恒有(岩手県厚生部長)
 堀口銀二郎(琴の浦リハセンター理事長)
 月山和男(月山病院長)
 池田博司(大分県社会課補佐)
 安倍豊一(大分県財政課補佐)
 富張武次(埼玉県障害福祉課長)
 富里良康(医師)
 黒木武俊(日身連副会長)
 浜名保治(労働福祉事業団総務部長)
 垣内静馬(和歌山県立有功ヶ丘学園長)
 大島 麟(神奈川県立さがみ緑風園長)
 服部恒一郎(添乗員)

参加人員
- 国名 総計 男子 女子 同伴者
エチオピア 4 3 - 1
アルゼンチン 28 12 8 8
オーストラリア 37 22 5 10
バハマ 5 3 - 2
ベルギー 31 18 5 8
ブラジル 20 12 2 6
ドイツ連邦共和国 100 60 20 20
チリ 3 1 - 2
デンマーク 28 13 7 8
10 フィンランド 28 17 3 8
11 フランス 90 50 20 20
12 ジブラルタル 3 - 1 2
13 イギリス 94 50 25 19
14 香港 18 10 2 6
15 印度 15 8 3 4
16 アイルランド 28 12 8 8
17 イスラエル 58 31 12 15
18 イタリア 32 20 4 8
19 ジャマイカ 34 10 7 7
20 日本 37 20 5 12
21 ユーゴスラビア 29 15 5 9
22 カナダ 47 24 12 11
23 ケニア 5 3 - 2
24 韓国 16 9 1 6
25 マレーシア 4 3 - 1
26 マルタ 16 7 3 6
27 メキシコ 28 17 3 8
28 ニュージランド 25 10 9 6
29 オランダ 58 29 16 13
30 ノルウエー 40 20 10 10
31 オーストリア 40 20 10 10
32 ポーランド 27 11 9 7
33 ポルトガル 19 11 2 6
34 ローデシア 20 7 6 7
35 ルーマニア 3 1 - 2
36 スエーデン 52 30 8 14
37 スイス 47 32 4 11
38 スペイン 38 21 7 10
39 南アフリカ 31 12 10 9
40 チェコスロバキア 24 13 4 7
41 ウガンダ 7 5 - 2
42 ハンガリー 7 4 1 2
43 米国 83 50 16 17
- 1,346 726 273 347
日本選手中の入賞者
順位 氏名 出身地 クラス 競技種目 記録
山端智佐美 兵庫 スラローム 70.1秒
田中美知子 東京 スラローム 59.2秒
坂本修二 東京 スラローム 46.4秒
川上恵以 東京 - ヤリ正確投 72点
川上恵以 東京 スラローム 66.3秒
松尾哲也 千葉 スラローム 47.0秒
大場秀司 広島 スラローム 49.0秒
中村誠之助 和歌山 - セントニコラス 732点
大橋和美 名古屋市 1B 60mダッシュ 19.5秒
藤川泰博 兵庫 スラローム 47.1秒
山端智佐美 兵庫 - セントニコラス 624点
大橋和美 名古屋市 - セントニコラス 620点

日本選手団の開会式入場
日本選手団の開会式入場

3.第7回身体障害者スポーツ指導者認定講習会

国立身体障害センター付属リハビリテーション技術研修所

昭和47年4月10日~22日
受講者35人

研修科目及び講師
 (1) 理論
 ○リハビリテーション概論
  国立身障害センター所長 橋倉一裕
 ○聴力障害
  東京医科歯科大学耳鼻科教授 恩地 豊
 ○言語障害
  東京医科歯科大学耳鼻科教授,国立聴力言語障害センター所長 堀口申作
 ○身体障害(切断)
  鉄道弘済会東京身体障害者福祉センター所長 稗田正虎
 ○身体障害者とスポーツ
  日本身体障害者スポーツ協会理事 増田弥太郎
 ○身体障害(脳性麻痺)
  整肢療護園長 小池文英
 ○精神障害
  北里大学精神科教授 原 俊夫
 ○身体障害(片麻痺)
  東京医科歯科大学内科教授 島本多喜雄
 ○視覚障害
  帝京大学眼科教授 丸尾敏夫
 ○身体障害(対麻痺)
  稲城中央病院整形外科医長 今井銀四郎
 ○臨床心理
  早稲田大学文学部教授 相馬 均
 ○身障ルール説明 (1)
  国立身体障害センター主任体育訓練専門職 橋谷俊胤
 ○身障ルール説明 (2)
  国立身体障害センター外来医長 木村哲彦
 ○医用電子
  電子通信大学教授 荒川輝明

(2) 実技
 ○洋弓
  早稲田大学講師 細井英彦 助手1
 ○卓球(含盲)
  日本大学講師 矢尾板 弘 助手1
  国立身体障害センター主任体育訓練専門職 橋谷俊胤
 ○水泳
  日本水泳連盟理事長 太田光雄 助手1
  国立身体障害センター主任体育訓練専門職 橋谷俊胤
  国立身体障害センター体育訓練専門職 水田賢二
 ○フェンシング
  フェンシング協会強化部長 船水光行 助手1
 ○重量あげ
  日本ウェートリフティング協会理事長 野中義治 助手1
 ○トラック競技
  関東労災病院 広田博子 助手1
  国立身体障害センター主任体育訓練専門職 橋谷俊胤
  国立身体障害センター体育訓練専門職 水田賢二
 ○フィールド競技
  東京急行陸上競技部 林 東治
  関東労災病院 広田博子 助手1
 ○車椅子バスケット
  国立身体障害センター体育訓練専門職 水田賢二 助手4

講習会日程
区分
月日
午前 (9:00~12:00) 午後 (1:00~5:00)
4月10日 (月) 開講式 リハビリテーション概論 橋倉 聴力障害 恩地
4月11日 (火) 言語障害 堀口 身体障害(切断) 稗田
4月12日 (水) 身障スポーツ 増田 身体障害(CP) 小池
4月13日 (木) 精神障害 原 身体障害(片マ) 島本
4月14日 (金) 視覚障害 丸尾 身体障害(パラ) 今井
4月15日 (土) 臨床心理 相場 身障ルール説明(1) 橋谷
4月17日 (月) 身障ルール説明(2) 木村 医用電子 荒川
4月18日 (火) 洋弓 細井 助手1 卓球(含盲) 矢尾板 橋谷・助手1
4月19日 (水) 水泳 太田・助手1 橋谷・水田 フエンシング 船水・助手1 重量あげ 野中・助手1
4月20日 (木) トラック競技 広田・助手1 橋谷・水田 フイールド競技 林・助手1 広田
4月21日 (金) 車椅子バスケット 水田 車椅子バスケット 水田・助手4 テスト
4月22日 (土) テスト発表 討論 閉講式 -

バスケットボール講習
バスケットボール講習


主題:
創立20年史 No.11

発行者:
財団法人日本身体障害者スポーツ協会

発行年月:
昭和60年3月31日

文献に関する問い合わせ先:
〒162
東京都新宿区戸山1-22-1
戸山サンライズ内
TEL 03-204-3993