障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号97


項目 内容
通番号 97
番号 18
年度 平成19年度
指定テーマ 【一般公募枠】
事業名 「商店街を中心とした、障害者就労の地域浸透を実践的に促進して行く強化プロジェクト」
事業目的 本事業では、知的障害者、精神障害者の方々が地域で安心して暮らし、働ける環境を地域のコミュニティーの場である商店街をフィールドに構築する事とした。
その中で障害者の理解を広め、地域でのセーフティネットを確立し、当事者の方が安心、安定した就労が継続していけるような体制を築く為に商店街事業者、商店街利用者を対象にアンケート調査を実施し、当事者の方々の今後の就労の場、職業体験(実習も含む)の構築、確保に繋がる為の地域への啓発を目的とした。
事業概要 高円寺、早稲田商店街との共同し商店街事業の障害者参画を推進し、商店街での行事、定期的業務を請け負い、障害者の就労の場を確立することとした。
また商店街他、地域とのネットワークを構築し、障害者が安心して暮らし、働ける場所、街づくりを目指し実践した。
事業実施結果及び効果 アンケート調査結果から、商店街での障害者の雇用及び就労の場の拡充については、事業主、商店街利用者において、約80%の方が、商店街で働く場、機会が広がっていくべきとの結果が出ている。この結果は、今後障害者就労の中心となっている企業就労だけではなく、各地域での就労の可能性を示唆している。また働き方についても企業就労としてカウントはされないが、商店街各商店の繁忙期等のスポット受託など雇用率に左右されない多岐にわたる働き方が考えられる。
ここでは精神障害で長時間の仕事が困難な方、就労までのスキルの満たない方でも働くという実践、実習の場となり、しかも賃金が発生する事により、就労への意識を高める環境が提供できると思われる。しかし、事業主からの傾向として障害者が商店街で働く事は賛成だが、個人的に雇用する事には消極的な意見が多いという結果となった。この部分については、障害者への認識の薄さ、責任の所在を明確にする等、幾つかの課題が残った。また、商店街全体として、障害者の受け入れは推進していこうという傾向から、今後の展開としては、上記、商店街各商店の繁忙期等のスポット受託を行い、障害者の理解を深め、理解いただける事業主を1~2 店舗確保し、継続的に働いている場面、環境を設定していくことが重要だと思われる。その他、具体的には今後、本事業の報告書を各商店街に配布し、また、杉並及び新宿の商店街連合会にて結果を報告する事が予定されている。本事業が、商店街を中心とした地域の方々や障害者の暮らし、働き方への意識変革に微力ながら影響した事は、今後の更なる事業展開、充実に繋がることと思われる。
事業所/団体名称 NPO法人 障害者就労支援センター どんまい福祉工房
事業所/団体〒 167-0031
事業所/団体住所 東京都杉並区本天沼1 丁目24‐9
事業所/団体TEL 03-3396-2881
事業所/団体FAX 03-3396-2892
事業所/団体EMail donmai◎donmaikoubo.org (◎を@に置き替えてください)
事業所/団体URL http://www.donmaikoubo.org/
報告書 商店がいではたらきたい!
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