障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号109


項目 内容
通番号 109
番号 30
年度 平成19年度
指定テーマ 【一般公募枠】
事業名 指定管理制度を活用した地域振興型就労支援モデルの実践研究とそれを支える住民ネットワークに関する調査
事業目的 産業低迷により、地元住民の就労の場も十分に確保できない地方での障害者就労支援は困難を極めるが、公立施設を指定管理者制度により活用する事で、同様な経済状況の地方でも支援基盤を整備できる可能性がある。当法人は平成19年4月から就労支援と地域振興を目的として、公立の観光温泉施設を指定管理者として運営しはじめた。町と連携した実践に基づき、活用方法と課題を明確にし、全国で応用できる地域振興型就労支援もデルを確立する。また、事業に参加した地域住民等の意識調査を行い、啓発活動・地域づくりに活用する。
事業概要 NPO法人内に「エコテリア」と「エコヴィレッジ」の2事業部を持ち、前者を就労継続支援A型事業所として、後者で指定管理者として運営する温泉施設において6名が施設外就労を行った。温泉・宿泊・食堂・観光事業・経営に対してコンサルタントを導入し、経営・運営・基盤の確立を目指した。5つの視点「顧客サービスの向上」「財務」「組織と業務プロセス」「人づくり」「地域との協働・共栄」に基づいて実践した。障害の有無にかかわらず“共に働く”事を大切に、事業を推進した。また、上記の調査を行った。
事業実施結果及び効果 障害者(精4、知2、身1)が就労し、接客、掃除、調理など多様な業務に携わった。運営開始して一年の短期間では、経営基盤の確立とまでは至らなかったが、売り上げは増加し効果的な就労継続支援A型事業(施設外就労)の組み合わせにより収支がとれる可能性も高い。指定管理者制度を就労支援に活用することは委託側・受託側双方に、何よりも障害者本人にとって多くのメリットがある。Ⅰ.優先的に選考される仕組み、Ⅱ.指定管理経営ノウハウの情報提供(コンサルタント等)Ⅲ.開始時の資金補助(インフラ整備・運転資金)があるとより取り組み易くなると考えられる。調査では共に働くことで障害に対しての住民理解が進んだことがわかった。
事業所/団体名称 特定非営利活動ハートinハートなんぐん市場
事業所/団体〒 798-4102
事業所/団体住所 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平山943番地
事業所/団体TEL 0895-72-6263
事業所/団体FAX  
事業所/団体EMail yamaidasi◎fuga.ocn.ne.jp (◎を@に置き替えてください)
事業所/団体URL http://www.nangun.org/
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