障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号116


項目 内容
通番号 116
番号 37
年度 平成19年度
指定テーマ 【一般公募枠】
事業名 医療ニーズの高い在宅超重症児の生活を支える地域ケア支援モデル事業
事業目的 医療ニーズの高い超重症児は、通常の障害児サービスを得られにくく、家族の負担は大きいものである。介護保険サービスである療養通所介護事業所を利用しながら在宅生活を送っている重症児もいる。重症児の在宅ケアのあり方の検討は喫緊の課題といえる。
そこで、本事業では
・ 重症児の療養通所介護事業の利用を通し(モデル事業)、児及び家族のニーズと必要な支援を明らかにする。
・ 従来からある障害児通園施設が果たしている役割と課題を明らかにする
以上から、重症児の在宅ケアを支援するための方策を提案することを目的とする。
事業概要 1. 学識経験者等で構成される検討委員会を組織し、調査内容や結果について審議した。
2. 事前調査の実施
療養通所介護事業所における障害児者へのサービス提供の実態等を把握した。
3. モデル事業の実施
7名の重症児を対象に療養通所介護を実施した。家族、担当看護師へのインタビューを行い、ニーズの把握及びサービス提供上の課題等を整理した。
4. 障害児通園施設調査
障害児通園施設職員インタビューにより重症児の通園状況や療育内容等を把握した。
なお、本事業は日本訪問看護振興財団倫理委員会の承認を受け実施した。
事業実施結果及び効果 重症児の家族の主なニーズは次の2点であった。
第1に「親子分離による休息時間の確保」である。そのためには児を安心して預けられる環境が必要であるが、療養通所介護は看護師による送迎とケアが確保出来、第1のニーズを満たす場であることが示唆された。
第2に「児の発達促進」である。家族は障害児通園施設を早期療育の場と位置づけていた。そして、家族は、療養通所介護と通園施設を並行利用して2つのニーズを満たしていた。
重症児の家族の休息時間を保障する機能を持つ事業が整備されれば、重症児の地域生活支援に寄与すると考えられた。
事業所/団体名称 財団法人日本訪問看護振興財団
事業所/団体〒 150-0001
事業所/団体住所 東京都渋谷区神宮前5-8-2
事業所/団体TEL 03-5778-7004
事業所/団体FAX 03-5778-7009
事業所/団体EMail kakuta@jvnf.or.jp (◎を@に置き替えてください)
事業所/団体URL http://www.jvnf.or.jp/
報告書 医療ニーズの高い在宅超重症児の生活を支える地域ケア支援モデル事業 報告書
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