障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号143
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通番号 | 143 |
| 番号 | 64 |
| 年度 | 平成19年度 |
| 指定テーマ | 【一般公募枠】 |
| 事業名 | 視覚障害者に対する新たな情報提供システムに関する研究 |
| 事業目的 | 自立支援法の施行に伴い、視覚障害者を取り巻く生活環境は大きく変化し、必要とする情報もこれまでの余暇を対象とした図書に加え、就労の専門情報や生活に必要な行政・医療、さらに災害情報等と広がってきた。これらの情報を的確かつ迅速に提供するには、点訳・音訳データだけではなく、一般データ（文字）の音声提供も含めたシステムが必要となる。そこで、情報入手における視覚障害者ニーズ調査等を実施し、新たな情報システムを提言する。新たなシステムとは、視覚障害者が利用しやすい情報環境を整備することである。 |
| 事業概要 | ○委員会・作業委員会を設置し討議した。（開催：委員会4 回、作業委員会6 回） ○新技術等の情報入手活動として、視覚障害者に関わる研究者、大学及び企業関係者を訪問した。（筑波技術大学など10 カ所） ○研究内容： ①情報入手における視覚障害者ニーズ調査・767 名 ②国内外の視覚障害者用ICT 情報機器調査・国内33 社、国外28 社 ③国内外の視覚障害者用ICT ﾈｯﾄﾜｰｸ調査・国内7 ヶ所、国外2 ヶ所 ④国内の一般の情報機器･ﾈｯﾄﾜｰｸ調査 ⑤ ①～④の結果を元に「視覚障害者向け検索サイト」、「オペレーションセンター」の実証実験実施 ⑥新たなシステムの提案 |
| 事業実施結果及び効果 | 視覚障害者にとって、不足している主な情報である「生活・安全」に関わる地域情報は、「墨字＝活字」、若しくは「インターネット上」に存在する。それらの情報を地域で収集し、「オペレータ＝人」と「ポータルサイト＝インターネット」の組み合わせによって情報提供を行う「ワンストップサービス」を提案した。視覚に障害があることにより生じている「情報格差」をICT の利活用により解決する「新システム」の全体像を示し、実現のために、開発コストの軽減を図れる導入可能な一般の技術や、手法を具体的に提案できた。既存の図書ステムの機能も強化し、課題である点訳音訳図書制作期間の短縮も図れる。 |
| 事業所／団体名称 | 特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会 |
| 事業所／団体〒 | 550-0002 |
| 事業所／団体住所 | 大阪市西区江戸堀1-13-2 |
| 事業所／団体TEL | 06-6441-1068 |
| 事業所／団体FAX | 06-6441-1066 |
| 事業所／団体EMail | zensijokyo-jimu◎naiiv.net (◎を@に置き替えてください) |
| 事業所／団体URL | http://www.naiiv.net/ |
| 報告書 | 「視覚障害者に対する新たな情報提供システムに関する研究」報告書 |
