障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号147


項目 内容
通番号 147
番号 68
年度 平成19年度
指定テーマ 【一般公募枠】
事業名 地域で生活する精神障害者の緊急対応ニーズの実態調査及び夜間休日緊急対応チームの試行的構築
事業目的 地域で生活する精神障害者に対する緊急時のサービスの現状とニーズについて実態調査を行った上で、適切な緊急サービスを受けられるようにするための具体策を提案することが本研究の目的である。実態調査では、地域で生活する精神障害者が、どのようなことから緊急のサービスを必要とするか、どのような緊急サービスが行われているか、今後どのようなサービスを導入する必要があるかを調査する。調査結果を踏まえて、救急医療、レスパイトハウス、緊急対応チームなどの緊急のサービスを実施しやすくするための具体策を検討し、試行して、その有効性を検証する。
事業概要 精神障害者本人と家族及び精神科関連施設を対象にアンケート調査を行った。本人及び家族調査票は「全精連」に所属する当事者とその家族、及び「みんなねっと」から呼び掛けていただき10 都道府県の家族会を経由して家族と本人に配布した。施設調査票は同じ10 都道府県にある施設に配布した。本人調査票及び家族調査票は各7000 枚、施設調査票は5580 枚である。アンケート調査から、緊急サービスを充実するためには、まず相談窓口の充実と二つの情報不足の解消が課題であるあることがかった。今年度は、二つの情報不足を解消するためのツールとして「緊急時のための手帳(オレンジノート)」を試作した。
事業実施結果及び効果 調査結果から、①精神障害者本人及び家族が困ったことの多くは電話相談で解消できる。②本人・家族の多くが、それぞれに大変に困ったエピソードを持っている。③しかし、本人・家族は、緊急時に公的な精神科救急窓口などの緊急サービスの情報を持っていないことが多い。④救急医療機関などにとって、情報が乏しい患者を引き受けることはリスクと負担感が大きい。この結果から、電話相談窓口の充実と、二つの情報不足の解消策が当面重要であることが分かった。二つの情報不足を解消するための方策として緊急時に本人・家族が携帯する「手帳(オレンジノート)」を試作した。
事業所/団体名称 特定非営利活動法人メンタルケア協議会
事業所/団体〒 151-0053
事業所/団体住所 渋谷区代々木1-55-14 セントヒルズ代々木403 号
事業所/団体TEL 03-5333-6446
事業所/団体FAX 03-5333-6445
事業所/団体EMail office◎npo-jam.org (◎を@に置き替えてください)
事業所/団体URL http://www.npo-jam.org/
報告書 地域で生活する精神障害者の緊急対応ニーズの実態調査及び夜間休日緊急対応チームの試行的構築
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