本稿では、地域に根ざしたリハビリテーション(Community-based Rehabilitation: CBR)と 地域に根ざしたインクルーシブ開発(Community-based Inclusive Development:CBID)について検討し、 過去 30 年間の障害と開発の分野におけるニーズと課題への対応について考察する。
更に、進歩も変化もあるにもかかわらず、ある事柄についてはまったく変化も見られないことについて論じ、 今後のインクルーシブ開発の計画において、関係当事者が認識する必要のある現状および今後の課題について言及する。
はじめに…4
CBRとCBID…4
必要性 — 1981年〜現在…7
縦展開か横展開か?…10
ミレニアム開発目標(MDG)から持続可能な開発目標(SDG)へ…13
CBRの妥当性の検証を継続していくこと…14
新たな問題…16
高齢化…16
ニュー・アーバン・アジェンダ(New Urban Agenda)…17
社会保障…20
結論…23