コミュニティにおけるインクルーシブ開発(CBID)東京宣言 仮訳 概要

概要

アジア太平洋地域をはじめ世界46の国と地域から、障害者団体、地域に根差したリハビリテーション(CBR)/コミュニティにおけるインクルーシブ開発(CBIDあるいはCBRとしても知られる)にかかわるその他の非政府団体(NGO)、各国政府、開発機関、ドナーおよび民間企業を代表する、我々合わせて553名は、日本の東京で2015年9月1日から3日まで開催された第3回アジア太平洋CBR会議に参加した。

CBIDは、経済的・社会的開発段階を問わず、あらゆる開発プロセスに、障害のある人々およびその他の社会から取り残された人々をインクルージョンするという意味で、一つの貧困削減戦略である。SDGs案に関するこのような観点からの、本会議における集中的な討議に基づき、我々会議参加者は、以下を勧告する。

1)SDGsを達成し、誰も取り残さないための効果的な戦略として、CBIDを認めること

2)CBIDにおいて、インクルージョン、平和構築、貧困削減、コミュニティのエンパワメントの促進、カスタマイズされたサービスの導入とこれへのアクセス、災害リスク削減、すべての人に対する公平性、コミュニティ資源の連携と動員に焦点を絞ること

3)アジア太平洋地域のあらゆるレベルにおいて、障害者団体、国家および地方政府、その他のパートナーおよびステークホルダーの間で、多様な障害のある人々の能力構築、SDGsの実施と進捗状況のモニタリングに向けて、CBIDに関する国際協力を強化すること

4)第4回アジア太平洋CBR会議を、2019年にモンゴルで開催すること

本宣言は、2015年9月3日、第3回アジア太平洋CBR会議で提案、全会一致で採択された。

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