CBRガイドライン概要版 & CBRマトリックス使用の手引き 概要

概要

CBRガイドラインは2010年に、WHO、ILO、UNESCO、IDDC(国際障害と開発コンソーシアム)により発表されました。

同ガイドラインでは、CBRが目指すことは、CBID(Community-based Inclusive Development)であり、障害のある人と家族、その他これまで社会的に排除されてきた人たちの貧困削減に役立てることが目的である、と明記されました。

2014年に完成した、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会によるCBRガイドラインの日本語訳は、CD版で公開するとともに、ウエブサイトでも紹介しています。

(URL: https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/intl/un/CBR_guide/index.html

CBRガイドラインは、5つのコンポーネント(保健、教育、生計、社会、エンパワメント)とそれぞれごとに5つの項目にまとめられています。

特徴は、各項目について、ツイントラックアプローチがとられていること、つまり、個人への支援と周辺やコミュニティへの支援、フォーマルとインフォーマルな支援の両方が書かれていることなどです。

CBRガイドラインが作成される過程で、CBRマトリックスが作成されました。CBRマトリックスは、個人、事業所(団体)、地域社会の現状を包括的に見るためのツールとして活用することが出来ます。また障害分野だけではなく、幅広い分野でお使いいただけます。

CBRガイドラインには、障害者権利条約を地域社会で実践するために重要なことが書かれていますが、7つの冊子からなる大変に分量の多いものです。そこでJANNETでは、CBRマトリックス使用の手引きを含めたCBRガイドライン概要版を作成しました。

この概要版が、途上国での国際協力に関わる方がただけでなく、日本の地域福祉や地域づくりに関わっておられる関係者の方々にもお役に立てば幸甚です。

目次

はじめに

導入

保健

教育

生計

社会

エンパワメント

補足

CBRマトリックス使用の手引き

HTML版へ

PDF版へ

menu