国際セミナー プログラム「CBRから学ぶ」概要

概要

CBR(Community-Based Rehabilitation:地域に根ざしたリハビリテーション)は途上国で障害のある人の生活の質の向上を目指して1980年代終わり頃からWHO(世界保健機関)によって世界中で実施されてきました。これまでWHOは、合同政策文書(1994、2004)やCBR再考会議などを通してCBRの見直しをはかってきましたが、現在、現場で日常的に使用してもらうためのガイドラインを策定中です。

今回の国際セミナーでは、この流れを踏まえ、WHOのCBR担当者、海外(インドネシア)および日本でCBRに取り組む関係者の方々をお招きし、世界および日本のCBRの動向、可能性と課題について、参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。午前は、WHOでCBR担当としてご活躍のチャパル・カスナビス(Chapal Khasnabis)氏とCBR開発研修センター(CBRDTC)のジョナサン・マラトモ(Jonathan Maratmo)氏に、それぞれ、CBRガイドラインと、インドネシアの津波被害後の復興過程におけるC白Rの実践についてお話いただきます。また、午後は、日本のNGOや政府でCBRの活動に実際に取り組んでおられる方々に実践報告をいただいた上で、ディスカッションを行います。

当日は、障害分野で活動する日本の団体の国際協力活動をパネルや写真で紹介する展示コーナーも設けますので是非ご覧下さい。

目次

1. プログラム

2. 講演者レジメ

1)チャパル・カスナビス氏

「CBRと地域に根ざしたインクルーシブ開発」

(CBR and Community Based Inclusive Development)

2)ジョナサン・マラトモ氏

「災害後のCBRの実施」

(Implementation of CBR Post Disaster)

3.報告者レジメ

1)武智剛人氏

「JICAにおけるCBR支援について」

2)中西由起子氏

「障害者の自立生活におけるCBRの役割」

3)小俣典之氏

「南タイのCBRの支援」

4)沼田干好子氏

「カンボジアにおける地域住民による知的障害者支援」

4.講師紹介

1)チャパル・カスナビス氏

2)ジョナサン・マラトモ氏

3)武智剛人氏

4)中西由起子氏

5)小俣典之氏

6)沼田千好子氏

5.関連する国の基礎情報

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