はじめに

「地域共生社会開発プログラム」の推進事業の一環として、活動報告とともに「地域共生社会開発プログラム」の普及のために説明会を開催し、その内容をまとめ報告書としましたので、地域共生を実践している方々にご覧いただければ幸いです。

今年初めから、新型コロナ感染症が日本を含めて世界中で広まり、社会経済に大きな混乱が生じ地域づくりにも大きな影響が出ています。

「地域共生社会開発プログラム」では、人と人とのつながりづくりや再構築を目指しており、プログラムそのものも人がグループを構成して意見を出し合うものとなっておりますので、今後はこれまでの方法に何か付加することが必要ではないかと感じております。

さしあたりオンラインの会議方法を習得しながら、予定していた事業についてはオンラインを活用して行いました。

報告会で発表のあった、石川県金沢市にある佛子園(ぶっしえん)様と滋賀県東近江市の三方よし基金様、東近江圏域働き・暮らし応援センター様の活動のように、人を中心とする地域が日本中に広まれば誰にとってもくらしやすくなるのではないかという思いを新たにいたしました。そのような地域が増えることを願って、「地域共生社会開発プログラム」を紹介するビデオの上映とこれから理解していただくための説明会も開催しました。

ご発表いただきました、佛子園理事長の雄谷良成様、三方よし基金常務理事の山口美知子様、東近江圏域働き・暮らし応援センター、センター長の野々村光子様、NPO法人起業支援ネット副代表理事の鈴木直也様、松本大学教授尻無浜博幸様に感謝申し上げます。

またこの事業にご助成いただいた、埼玉県民共済生活協同組合ならびに全国労働者共済生活協同組合連合会にも厚く御礼申し上げます。

公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会
会長 炭谷 茂

2020年12月31日

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