開会あいさつ

公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会
君島常務理事

ただ今ご紹介いただきました、公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 常務理事の君島淳二と申します。本日は、日曜日の貴重なお時間で、当協会が主催します【地域共生の実践紹介および「地域共生社会開発プログラム」説明会】にご参加いただき、誠にありがとうございます。新型コロナウィルス感染症への対応で皆様方におかれましても気の休まることのない日常をお過ごしのことと存じます。当協会の大きな使命として情報発信があるわけですが、いわゆる人対人が密にならない手法を用いることを強いられ、一時は開催をも躊躇いたしたところでございますが、本日、各方面の方々の協力を得まして、オンラインなども駆使してなんとか情報保障を確保しつつ開催できる運びとなりました。関係者の皆様と参加者の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。昨年の暮れに生活協同組合の助成金を使いまして「新定 地域共生社会開発実践ガイド」というガイドブックを発行いたしました。本日、最後に松本大学の尻無浜教授による実践に基づく報告がございますが、開発したプログラムは実践を一般化したものであって、最初にプログラムがあったわけではございません。元より、WHOが提唱いたしますCBR、その後のCBIDの考え方、いわゆる地域づくりに誰もが参加して協力することを基盤として日本の社会に合うようにしたマニュアルでございます。しかし、日本といってもその地域性は千差万別ですので、その表現は一つとして同じものはないと言ってよいでしょう。つまり、順位付けをする社会から、今後は唯一無二を大事にする社会への転換を意味しているといってもよいと思います。SDGsの目標はこのような考え方をもって成り立つのではないかとも考えております。今回を入れまして3回の連続イベントとして地域での取り組みを紹介し、次回ではプログラムを体験していただこうと思っております。地域活動に一人でも多くの方々が関心をもち、実際に参加され、いずれはこの場で実践発表していただく、というようなことになっていただければ、こちらも協会の目的を達成できたというふうに考えております。進行など、種々不慣れな点もあるかとは思いますが、最後のアンケートに叱咤激励をお書きくだされば幸いでございます。それでは、ただ今から本日の説明会を始めたいと思います。よろしくお願いいたします。

松崎:

本日、司会を務めさせていただきます、津田塾大学学芸学部国際関係学科の松崎と申します。よろしくお願いいたします。それでは、最初に少しだけご案内だけさせていただきます。本日、視覚障害の方が参加していますので、講演者の皆様は写真やイラストについてわかりやすくご説明いただければと思います。また、参加者の皆様にもご案内がございます。本日は大変魅力的なお話がたくさんありますので、質問もおありかと思います。ぜひ質問をチャットのほうにお寄せください。最後に質疑応答の時間が設けられていますので、その際に議論させていただきます。チャットですが、ZOOMの画面下部にカーソルを合わせますとチャットを選択できるようになっているかと思いますので、そちらからご質問をお寄せください。また、質問をお寄せいただく際は「質問受付事務局」に宛先をしていただいて、どなた宛てのご質問か明記した上でご質問くださいますと幸いです。なお、質問多数の場合は全ての質問にお答えできないこともございますので、ご了承いただけますと幸いです。それでは、本日お一人目の講演者は佛子園理事長の雄谷良成様です。大変魅力的なコミュニティ、「ごちゃまぜ」がキーワードになるような場、環境づくりに携われていらっしゃいます。今回は地域に密着して行われている活動と最近の活動を中心にお話いただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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