[コロナウィルス]ヨーロッパ5カ国では約半数が介護施設で死亡

リハ協ブログ2020年4月15日より転載

2020年4月12日、International long-term Care Policy Networkは、ヨーロッパの介護施設のデータを分析した結果を報告しました。

報告書のタイトルは、「介護施設におけるCOVID-19の発生に関連する死亡率:初期の国際的証拠(Mortality associated with COVID-19 outbreaks in care homes:early international evidence)」で、著者はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science, LSE)のAdelina Comas-Herrera氏と、スペインのドキュメンテーション・アンド・スタディ・センター(Centro de Documentación y Estudios:SIIS)の Joseba Zalakain 氏です。

同報告書は、各国の公式データを調査して、介護施設の状況について把握できる範囲でまとめています。

調査結果によれば、まず、国際比較の困難さを述べていますが、その困難の中でも利用できた公式データによれば、米国の介護施設でCOVID-19に感染した人の半数は、検査時に無症候性(または発症前)であったこと、また、ベルギー、フランス、アイルランド、イタリア、スペインのヨーロッパ5カ国のCOVID-19関連の死亡者の42%から57%が介護施設で亡くなったことを報告しています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://ltccovid.org/2020/04/12/mortality-associated-with-covid-19-outbreaks-in-care-homes-early-international-evidence/

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