[文科省]「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」に対するパブリックコメントを募集

リハ協ブログ2020年4月29日より転載

令和2(2020)年4月14日、文部科学省は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」に対するパブリックコメントの募集を開始しました。

この基本計画は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」(令和元年法律第49号)第7条に定める「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(基本計画)」で、令和2(2020)年2月26日の「第5回視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会(関係者協議会)」において了解されたものです。

計画の目次は次のようになっています。

I はじめに

  1. 法律成立までの背景や経緯
  2. 基本計画について
  3. 視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る意義と課題

II 基本的な方針

  1. アクセシブルな電子書籍等の普及及びアクセシブルな書籍の継続的な提供
  2. アクセシブルな書籍等の量的拡充・質の向上
  3. 視覚障害者等の障害の種類・程度に応じた配慮

III 施策の方向性

  1. 視覚障害者等による図書館の利用に係る体制の整備等(第9条関係)
  2. インターネットを利用したサービスの提供体制の強化(第10条関係)
  3. 特定書籍・特定電子書籍等の製作の支援(第11条関係)
  4. アクセシブルな電子書籍等の販売等の促進等(第12条関係)
  5. 外国からのアクセシブルな電子書籍等の入手のための環境整備(第13条関係)
  6. 端末機器等及びこれに関する情報の入手支援、情報通信技術の習得支援(第14条・第15条関係)
  7. アクセシブルな電子書籍等・端末機器等に係る先端的技術等の研究開発の推進等(第16条関係)
  8. 製作人材・図書館サービス人材の育成等(第17条関係)

IV おわりに

今回の基本計画は、令和2(2020)年度から令和6(2024)年度までの5か年計画で、策定後は、定期的に進捗状況を把握・評価していくものとされています。

意見は、郵送・FAX・電子メールにより 文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室宛送付することとされています。提出期限は、令和2(2002)年5月13日 必着となっています。 (寺島)

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