[UNDESA]SDGsレポート2020を公表

リハ協ブログ2020年7月8日より転載

2020年7月7日、国際連合経済社会局(United Nations Department of Economic and Social Affairs:UN DESA)が、「持続可能な開発目標レポート2020(Sustainable Development Goals Report 2020)」を公表しました。

2020年は、SDGs達成のための「行動の10年(Decade of Action)」の始まりの年に位置付けられていることから、世界の最も深刻な課題(貧困や飢餓の撲滅から気候変動の逆転まで)への対応を加速させる重要な時期と位置付けられています。しかし、コロナウイルスの急激な広がりが世界を変えてしまいました。

同レポートは、主にパンデミックが始まる前のSDGsに向けた進捗状況の概要を示していますが、COVID-19が開発目標に与えた初期の影響や回復見通しについても言及しています。40以上の国際機関の200人以上の専門家と協力して、最新の利用可能なデータと見積もりを使用して作成されたとのことです。

障害者関連の記述を追ってみますと、

目標4 すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する

コロナウイルスのために学校が長期に休校したことが障害児などのいる家庭に対して特に悪影響を与えている。

目標8 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

  • 2019年の障害者の失業率が高い。
  • 目標10国内及び各国家間の不平等を是正する
  • 障害者の10人に3人が差別を経験している。女性障害者はさらに多い。
  • 障害者は高齢者、児童、女性、移民・難民等とともにパンデミックにより厳しい状態を強いられている。

レポートは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://unstats.un.org/sdgs/report/2020

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