[英国]アクセス・トウ・ワークの利用者減少

リハ協ブログ2013年4月25日より転載

アクセス・トウ・ワーク(Access to Work)は、就労している障害者やこれから就労しようとする障害者が、特殊な機器を必要としたり、職場でのサポート・ワーカーやジョブコーチが必要であったり、公共交通機関を利用できなかったり、就職面接時の通訳者が必要な場合に、その費用を負担する英国の制度です。対象者は、16歳以上で、就労不能手当(Incapacity Benefit)、雇用・生活支援手当(Employment and Support Allowance)、重度障害手当(Severe Disablement Allowance)などの手当を受給していない障害者です。

このたび、英国政府の労働年金局(Department for Work and Pensions):DWP)がアクセス・トウ・ワークの利用者に関する統計報告を公開しました。それによれば、2012/13年の会計年度にアクセス・トウ・ワークにより支援を受けた人は、30,780人でした。2007/8年度は27,720人、2008/9年度は32,130人、2009/10年度は37,290人、2010/11年度は35,820人でしたので、昨年度に比べ5,040人減少しました。

また、障害種別では、聴覚障害、視覚障害、読み書き障害、背中・首の障害、足の障害、腕・手の障害、てんかん、精神障害、脳性まひの順になっています。

詳しくは、http://statistics.dwp.gov.uk/asd/workingage/index.php?page=atwをご覧ください。(寺島)

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