[英国]介護費用がかかるのは高齢者ではない?

リハ協ブログ2013年3月23日より転載

ディスアビリティー・コーンウェル・アンド・アイルズ・シリィ(Disability Cornwall and the Isles of Scilly)というチャリティー団体が、英国の公的健康保険の団体であるNHS(National Health Service 国民保健サービス)の運営する「全国成人介護情報サービス(National Adult Social Care Information Service:NASCIS)」のデータを分析したところ、介護費用の増加は、65歳以上の高齢者に原因があるのではなく、65歳未満の障害者(特に学習障害者)に原因があるという報告書を公表しました。高齢者に介助費用がかかるという従来からの政府の主張に疑問を投げかけるものになっています。

この報告書のタイトルは、「地方自治体の介護費用-ディスカッションペーパー(Local Authority Social Care Expenditure – a Discussion Paper)」です。下のウェブサイトからダウンロードできますので、ご覧ください。

http://www.disabilitycornwall.org.uk/images/stories/Research/comparative%20uk%20dacs%20expenditure%20010313.pdf

なお、「全国成人介護情報サービス」のデータは誰でも利用できるとのことですので、データそのものに興味のある方は下のウェブサイトをご覧ください。(寺島)

website (http://nascis.ic.nhs.uk/).

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