[英国]手当の受給総額上限設定開始

リハ協ブログ2013年4月16日より転載

2013年3月2日のブログでも紹介しましたが、手当総額の上限を設定する制度が4月15から始まりました。全国での運用は7月ですが、それに先立ち、ロンドンの4つの地区で試行が始まりました。

この制度は、労働年齢の手当受給者の手当総額の上限を設定し、手当受給者の就労意欲を高めることを目的にしています。そのために、上限額は、労働者家庭の平均賃金を上回らないように設定されています。

障害者生活手当(Disability Living Allowance)または、常時付添手当(Constant Attendance Allowance)を受給している人がいる家庭は上限が除外されますが、個別自立手当(Personal Independence Payment)を受給している障害者は対象になります。

政府の説明によれば、夫婦だけの家庭の場合、手当総額の上限は週550ポンドで、単身者の場合は、週350ポンドであるとのことです。また、この制度の導入により約40,000人が影響を受け、そのうち、8,000人が就職すると推定しています。当初の計画では、この制度の導入により2億7500万ポンドを節約することになっていました。

詳しくは、http://www.dwp.gov.uk/newsroom/press-releases/2013/apr-2013/dwp052-13.shtmlをご覧ください。(寺島)

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