[英国]障害者に対する憎悪犯罪に関する報告書を公表

リハ協ブログ2013年3月21日より転載

英国の刑事司法合同査察委員会(Criminal Justice Joint Inspection)は、2013年3月21日、障害者に対する憎悪犯罪(hate-crime)に関する報告書を公表しました。憎悪犯罪は、宗教、人種、民族、性向等に対する憎しみにより動機づけられた犯罪のことで、近年、英国では、障害者に対する偏見に基づく障害憎悪犯罪が増えているとのことで、その実態を調査したものです。報告書のタイトルは、「異なる世界に暮らす:障害憎悪犯罪概観(Living in a different world: A joint review of disability hate crime)」です。

同報告書によれば、どのような犯罪を障害憎悪犯罪と分類するかについての刑事司法現場の理解が不足しており、この種の犯罪をどのように記録し捜査するかについて混乱が生じていること、障害憎悪犯罪の発生要因が不明確であることなどの問題が指摘されています。

詳しくは、http://www.hmcpsi.gov.uk/cjji/inspections/inspection_no/523/をご覧ください。(寺島)

menu