[英国]障害者生活手当の申請者数

リハ協ブログ2013年3月6日より転載

2013年2月25日に、2012年の2月から5月までの障害者生活手当(Disability Living Allowance:DLA)の申請者数が発表されました。2012年5月の同手当の申請者数は3,258,440人で、その前の四半期より15,000人増加しました。ここ10年間に障害者生活手当の申請者は、240万人から330万人に35%増加しています。

障害者生活手当受給者の大部分(16-64歳の受給者)は、2013年3月から順次、個別自立手当(Personal Independence Payment:PIP)に移行します。その理由として、

  • ・障害者生活手当は、20年以上前に始まった時代遅れの手当であり、それに代わる個別自立手当は、直接面談をして受給対象かを評価し、定期的に状況把握するという、現在の障害者生活手当に欠けているものをもっている。
  • ・個別自立手当は、今日の障害理解を反映するように設計されていて、特に精神障害者に着目している。現在実施している福祉改革では、障害者手当に使っている何億ポンドもの予算を最も必要としている人を支援するために使う。

を挙げています。

政府は、昨年障害者生活手当に使ったと同額(14億ポンド)を2015/2016年に個別自立手当に使うとしています。詳しくは、下のウェブサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.dwp.gov.uk/newsroom/press-releases/2013/feb-2013/dwp160-13.shtml

http://83.244.183.180/100pc/tabtool.html

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