[英国]障害者等に対する職場における虐待に関する調査結果

リハ協ブログ2013年3月14日より転載

2013年3月6日付の英国のジャーナル「Work, Employment & Society」のオンライン版に「英国の職場における障害のある従業員に対する虐待」の状況についての報告が掲載されています。そこでは次のような結果が示されています。

  • 職場での身体的暴力を受けていると回答している障害者または慢性疾患患者は10.5%で、障害のない従業員(4.5%)の2倍以上である。
  • 職場で嘲笑されたと回答している障害者または慢性疾患患者は12.3%で、障害のない従業員(7.4%)の2倍近い。
  • 職場で怒鳴られたことがあると回答している障害者または慢性疾患患者は34.5%で、障害のない従業員(23.1%)に比べて多い。

この報告は、英国の公的な調査機関「経済社会調査評議会(Economic and Social Research Council)」の支援プロジェクトの一つとして実施された調査のまとめです。同評議会は、英国政府のビジネス・イノベーション・職業技能省(Department for Business, Innovation and Skills: BIS)からの2億500億ポンドの予算を使って様々な調査プロジェクトを実施しています。

詳しくは、下のウェブサイトをご参照ください。(寺島)

「経済社会調査評議会」http://www.esrc.ac.uk/

「報告書」

http://www.esrc.ac.uk/my-esrc/grants/RES-062-23-0312/outputs/Read/b0280380-4fcd-4fe9-8081-43591c3106bb

「Work, Employment & Society」http://wes.sagepub.com

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