[英国]生放送のテレビ字幕の質の向上のための提案

リハ協ブログ2013年5月20日より転載

英国では、100万人以上の聴覚障害者がテレビ字幕を利用していますが、通常の字幕の質は高いものの、生放送の字幕は、スピード、同期のタイミング、正確さ、表示方法において問題があります。そこで、情報産業における独立した監視のための政府機関であるオフコム(Ofcom)は、2013年5月17日、生放送の字幕の質を向上させるための提案をしました。

オフコムの調査では、生字幕では、声に対して字幕表示が遅れること、文字のスペル間違いや抜けなどの不正確さがあること、時々とぎれること、スクロールさせるか一定程度内容を表示するかなどの問題があることが分かったことから、それらの解決策として、字幕付きの番組の割合などの報告に加えて、これらの質に関する報告を6か月ごとに放送事業者に求めることなどを提案しています。

詳しくは、http://consumers.ofcom.org.uk/2013/05/improving-the-quality-of-live-tv-subtitles/?utm_source=twitter&utm_medium=tweet&utm_campaign=subtitlesをご覧ください。(寺島)

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