[英国]個人サービスファンドに関する報告書

リハ協ブログ2014年6月22日より転載

福祉改革センター(Center for Welfare Reform)は、グラスゴーで実施されてきたインクルージョンというISFプログラムについて評価した報告書「個人サービスファンド-インクルージョン18年の実践から学ぶ-(Individual Service Funds -Learning from Inclusion’s 18 Years of Practice-)」を公表しました。

英国では、障害者に対して行政から必要な生活費(Personal Budget)を支給することが行われております。直接本人の口座に振り込みそれを使って自分の介護者を雇ったり必要なサービスを購入したりするダイレクト・ペイメント(Direct Payment)、本人に代わって必要なサービスを提供してくれる事業者を本人が選び生活費を管理してもらう個人サービスファンド(Individual Service Fund: ISF)、行政が事業者を選ぶマネジド・サービス(Managed Service)などがありますが、この報告書は、ISFの有効性を評価したものです。

報告書によれば、ISFを活用することで、障害者の生活が劇的に改善され、さらによくなりつつあること、友人や家族との関係が良くなったこと、市民としての生活が可能になったこと、行政による支出が減ったことなどのメリットが報告されています。

報告書は、下のサイトで読むことができます。(寺島)

http://www.centreforwelfarereform.org/uploads/attachment/427/individual-service-funds.pdf

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