[英国]国会が障害者等に対する福祉改革の影響について調査するよう政府に要求

リハ協ブログ2014年3月8日より転載

すでに、本ブログでも何度も紹介していますが、現在、英国では、ドラスティックな福祉改革が行われています。それに対して各層から批判がでており、特に、障害者等に対する影響が大きすぎるということが言われています。2014年2月24日、ついに、下院本会議において、この問題が取り上げられ、病人、障害者、家族、介護者に対する福祉改革の影響について、個別に調査をするよう議会が政府に求めました。

この国会での議論は、War On Welfare (WOW)キャンペーンという障害者等の運動により10000人以上の署名とともに提出された請願に基づくもので、今回の福祉改革は障害者等に対して二重三重の負担を強いており、公平な負担を求めた福祉改革の趣旨に合っていないということが主張されています。

具体的には、ケアホームへの入所、デイケアセンターの利用、学習障害者の教育、精神保健サービスの利用、レンプロイ工場の閉鎖、政府のAtos Healthcare社との契約、障害者に対する虐待など、様々な問題について調査すること等を求めています。

War On Welfare (WOW)キャンペーンについては、http://wowpetition.com/をご覧ください。

また、国会の議事録については、http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201314/cmhansrd/cm140227/debtext/140227-0001.htm#14022773000001をご覧ください。(寺島)

menu