[英国]障害者のための見習い雇用に関するガイドブック

リハ協ブログ2014年5月9日より転載

見習い雇用(徒弟制度)は、親方などのもとで働きながら技術を学んでいく方法です。我が国でもかつてはこの方法で仕事を学び、独立していくことが一般的に行われていました。現在では、採用試験により就職することが一般的になってきましたが、近年の障害者関連の制度の充実により、この雇用方式の良さを見直す動きがあります。

デイスアビリティ・ライツ・UKは、「見習い-障害者のためのガイド(Into Apprenticeships The guide for disabled people)」を発刊しました。このガイドブックでは、見習い雇用の良さ、どのように職を得るか、障害について申し出る方法、どのような支援が受けられるか、雇用された後はどうなるかなどについて記述されています。

英国では、アクセス・トウー・ワーク(Access to Work)という障害者が就労に必要な福祉機器を購入したり、手話通訳などのコミュニケーション支援を受けたり、ジョブコーチを活用したり、通勤費を負担したりしてくれる制度があり、それらを活用することで、見習い雇用がより受け入れられやすくなっています。

ガイドブックは次のサイトからダウンロードできます。我が国でも参考になるかもしれません。(寺島)http://www.disabilityrightsuk.org/sites/default/files/pdf/IntoApprenticeships.pdf

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