[英国]障害者の生活費に関する研究報告書

リハ協ブログ2014年4月23日より転載

障害のために福祉機器を購入しなければならない、あるいは、介護者を雇用しなければならないなど、障害があるために障害のない人よりもより多くの生活費がかかるということは、一般的に受け入れられています。しかし、どのくらい生活費が増えるのでしょうか。これに関して以前英国で実施された研究を紹介します。この研究は、ノエル・スミスら英国のラフバラ大学(University of Loughborough)の研究者たちにより実施されたもので、ジョセフ・ローントリー財団(Joseph Rowntree Foundation)資金を提供しました。

この研究では、障害種別、障害の程度などによりどのくらいの生活費がかかるのかを事例を中心に調査しています。例えば、視覚障害者の場合、生活費として344ポンド、機器購入などで32ポンド、教育費として75ポンド、介助者に対する費用として180ポンド、合計として週の平均費用が632ポンドかかるというような記述が満載です。

研究報告書は、2004年に発刊されており、ジョセフ・ローントリー財団のウェブサイトからダウンロードできます。興味のあるかたは、下のサイトにアクセスしてみてください。(寺島)

http://www.jrf.org.uk/system/files/1859352375.pdf

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