[英国]地方政府の路上駐車施策に関する議論

リハ協ブログ2014年3月30日より転載

2014年3月27日に英国議会の下院で、地方自治体の路上駐車施策に関して運輸特別委員会(Transport Select Committee )から提出された2つの報告書について議論しました。議論の焦点は、地方自治体の大きな収入源になっている路上駐車についてです。この議論には、歩道上の駐車を許可するかどうかについての議論も含まれており、これが移動障害者とのかかわりがあるため、視覚障害者団体や盲導犬団体が大きな関心を寄せています。

ロンドンでは、歩道上の駐車は全面禁止されているのですが、それ以外のほとんどの地区では禁止されていません。これに対して、全国的に歩道上の駐車は禁止するという法案が昨年5月に議員法案として提出されたのですが、それをきっかけに運輸特別委員会から報告書が提出され、また、その報告書に対する政府の対応を含めてさらに同委員会から報告書が提出されたものです。これらの報告書では、地方自治体の実情に合わせて地方自治体が決めるべきであるという内容になっていますが、それに関して下院で議論するというものです。

議論の結果についてはまだわかりませんが、今後報告させていただきます。それぞれの報告書については、次のURLからダウンロードできます。(寺島)

2013年10月の報告書
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201314/cmselect/cmtran/118/118.pdf

2014年1月の報告書
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201314/cmselect/cmtran/970/970.pdf

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