[英国]自立生活基金廃止は合法であるとの判決

リハ協ブログ2014年12月23日より転載

ディスアビリティ・ニュース・サービス紙2014年12月12日号によれば、ガブリエル・ペッパー(Gabriel Pepper)氏とジョン・アスピナル(John Aspinall)氏による自立生活基金(Independent Living Fund:ILF)の廃止の取り消しを求めた訴えが、12月8日高等法院によって棄却されました。

すでにこのブログでも紹介していますが、英国では、2015年6月30日に自立生活基金が廃止され、地方政府に対する一般財源として交付されることになっており、すでに、2010年12月以降新規の応募者を受け付けていません。スコットランド政府は、2015年7月1日から独自の自立生活基金を設立することを決めていますが、それ以外の地方政府は未定の状態です。

このような状態で自立生活基金を廃止することに対して、約18,000人の同基金によるサービスを受給している重度障害者やその家族等が強く反対しており、政府を訴えたり、ロビー活動を行ったり、デモを行ったり、署名をしたりと活発な行動を展開してきました。ところが、今回の判決では、自立生活基金の廃止は、平等法に違反しないというものでした。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

ディスアビリティ・ニュース・サービス紙:http://disabilitynewsservice.com/2014/12/independent-living-fund-closure-minister-knew-decision-strike-independence/

Disabled People Against Cutのサイト:http://dpac.uk.net/category/independent-living-fund-ilf-2/

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