[英国]知的障害者財団が放送における描写方法についてオフコムに要望書提出

リハ協ブログ2014年7月29日より転載

知的障害者の10人のうち9人は、憎悪犯罪、いじめ、または、いやがらせ経験しているといわれています。知的障害者財団(foundation for people with learning disabilities)は、テレビやラジオの影響力が強いことから、知的障害者に対するヘイトクライムをなくすために知的障害者に関する描写方法を5つの点で改善するようオフコム(英国の放送を監視する独立機関)に要望しています。その5つは次のとおりです。

①差別的な用語を用いないこと
「バカ」を表す「idiot」「spastic」「moron」「‘imbecile」のような言葉を放送で用いないこと。

②たくさんの知的障害者を放送に登場させること
いろいろな知的障害者がいることを示すために多くの知的障害者を登場させること。

③知的障害者をさまざまな番組に出演させること
ニュース番組、ドキュメンタリーなどいろいろな番組に知的障害者を出演させること。

④障害ではなく生活に焦点を当て長期に出演させること
労働、友人、関係者など日々の生活に焦点を当て繰り返し長期にわたり知的障害者を取り上げること。

⑤知的障害者を制作に参加させること
役者や助言者として映画、テレビ、ラジオに参加させること。特に知的障害者の役は知的障害者に行わせること。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。

https://www.change.org/en-GB/petitions/ofcom-change-the-way-people-with-learning-disabilities-are-represented-on-television-and-radio-3

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