[英国]介護人材不足が深刻

リハ協ブログ2018年4月9日より転載

2018年3月22付英国会計検査院(National Audit Office:NAO)のブログによれば、同院は、 保健省(Department of Health and Social Care)に対して、介護分野の労働者に対する支援を求めています。

2018年2月8日に会計検査院が提出した報告書「イングランドの成人介護労働力(The Adult Social Care workforce in England)」によれば、イングランドには2万300以上の組織があり、134万の介護関連の仕事があるのですが、2016-2017年の転職率は28%、空席率は6.6%に達しています。

介護職は、820,000人いて、直接介護にあたっている介護者の空席率は7.7%、転職率は33.8%、典型的な時給は£7.50、年収£14,625に相当します。

ケアホームの所長は22,000人いますが、空席率は11.3%、転職率は23.0%、年収£29,600となっています。

老人ホームの看護師は43,000人いますが、空席率は9.0%、転職率は32.1%、年収£27,900 で、NHSの看護師より£3,000以上少ないということです。

英国も介護人材が不足しているようです。

会計検査院のブログは、https://www.nao.org.uk/naoblog/the-social-care-challenge/#more-2471をご参照ください。

また、報告書はhttps://www.nao.org.uk/report/the-adult-social-care-workforce-in-england/をご覧ください。(寺島)

menu