[英国]ブルーバッジの対象を自閉症や精神障害に拡大

リハ協ブログ2018年8月5日より転載

このブログでこれまで何度か紹介していますように、ブルーバッジは、日本の身体障害者等に対する「駐車禁止除外指定車標章」にあたるものです。ヨーロッパ、北アメリカなどでは、ブルーバッジと呼ばれていて、車のダッシュボードに置いたり、バックミラーに吊り下げておけば、駐車禁止の道路でも駐車することができます。

英国のイングランド政府は、2018年7月29日、ブルーバッジの交付対象を拡大し、自閉症や精神障害など見えない(hidden disabilities)障害者にも交付すると発表しました。それまでも、身体障害以外の障害者が対象になっていないとはしていなかったのですが、今回、これらの障害者も対象であることを明確に示すことにしたとのことです。

イングランドのブルーバッジ制度は、1970年代に移動困難な人々を対象にはじまりましたが、今回、40年ぶりの大改正になるとのことです。改正案は現在準備中です。

この措置は、以前、このブログで紹介しました英国の「インクルシブ公共交通戦略(Inclusive Transport Strategy)」に沿ったものであるとのことです。

なお、ウェールズおよびスコットランドでは、すでに同様の改正は実施済みであるとのことです。

詳しくは、下の英国政府のウェブサイトを娯楽ください。(寺島)

https://www.gov.uk/government/news/people-with-hidden-disabilities-to-benefit-from-blue-badges

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