[英国]障害者施設補助金のあり方に関する報告書

リハ協ブログ2018年12月15日より転載

障害者施設補助金(Disabled Facilities Grant:DFG)は、障害者などを対象にしたバリアフリー化などの家屋改造を支援するための補助金で、上限30,000ポンドとして、地方自治体から交付されます。

DFGの担当省である住宅・コミュニティ・地方自治省(Ministry of Housing, Communities and Local Government)は、2018年2月、DFGについて、独立機関によるチェックを依頼しました。その報告書が2018年12月10日、西イングランド大学(University of the West of England)から発行されました。報告書のタイトルは、「障害者施設補助金とその他の改造:外部調査(Disabled Facilities Grant and other adaptations: external review)」です。

報告書では、DFGの運用に関する現状と、根拠に基づく実用的な勧告を行うことを目的にしており、45の勧告が行われています。

例えば、30,000ポンドの上限を引き上げることや、浴室の段差解消やスロープの設置などこまかいことだけに助成するのではなく、障害者等が満足した生活を送れるような環境づくりなどにも助成すべきであることなどを勧告しています。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。将来の家屋改造に対する将来の助成のありかたなどにも言及しており、必見です。(寺島)

https://www.gov.uk/government/publications/disabled-facilities-grant-and-other-adaptations-external-review

menu