リハ協ブログ2019年7月23日より転載
2019年7月8日付Nursing Times[online]に調査研究の欄に掲載されていた記事です。
ホームレスの人々は、学習障害を抱えている可能性が高いにもかかわらず、それを特定できないために、必要な支援を受けられなくなっていることが考えられます。
そこで、この研究では、学習障害スクリーニング質問票(Learning Disability Screening Questionnaire:LDSQ)を使って、学習障害を特定できるかどうかについて予備調査をしました。
スコットランド南東部の大都市圏で一時保護サービスを利用した9人のホームレスの人々を対象に、アンケートを実施したところ、良好な信頼性を示したとのことです。
英国には、2017年ホームレス削減法(Homelessness Reduction Act 2017)があり、地方自治体と保健サービスが、ホームレスの人々を支援しているとのことで、これらのサービスの有効活用のためにも学習障害を識別できることが必要であるとしています。
記事は、下のサイトをご覧ください。
https://www.nursingtimes.net/roles/learning-disability-nurses/a-tool-to-help-identify-learning-disabilities-in-homeless-people/7029613.article
2017年ホームレス削減法は、下のサイトにあります。(寺島)
http://www.legislation.gov.uk/ukpga/2017/13/contents/enacted