[英国]脳性麻痺成人におけるうつと不安症のリスクに関する研究

リハ協ブログ2019年1月3日より転載

JAMA Neurology2018年12月28日オンライン版の論文「脳性麻痺成人におけるうつと不安症のリスク(Risk of Depression and Anxiety in Adults With Cerebral Palsy)」によれば、脳性麻痺の人たちは、年齢を経るにしたがって、うつと不安症のリスクが高まるという研究結果が報告されています。

著者は、英国のサリー大学心理学部のキンバレー・スミス博士らです。これまで、脳性麻痺の長期的な影響についての研究が少なかったことから、英国のプライマリーケアのデータを用いて、1987年から2015年の間の18歳から89歳の脳性麻痺の人々1,705人と、同時期、同年齢の5,115人の人々とを比較したとのことです。

その結果、脳性麻痺の人たちは、うつの診断をうける可能性が28%、不安症は40%高いとの結果でした。また、それ以外にも、心臓病、脳卒中、関節炎の危険も高いとのことです。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。フルテキストがダウンロードできます。(寺島)

https://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/fullarticle/2719463

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