[英国]ユニバーサルクレジットの修正規則施行

リハ協ブログ2020年8月15日より転載

2020年8月5日、「ユニバーサルクレジット(教育を受けていない要件の例外)(修正)規則2020(Universal Credit (Exceptions to the Requirement not to be receiving Education) (Amendment) Regulations 2020 」(SI.No.827/2020)が施行されました。

ユニバーサルクレジットは、失業や、障害等により働けないために所得が減った時に生活費を補助する手当制度です。

英国には、所得を補うためのさまざまな手当制度がありますが、それらを一元化するためにユニバーサルクレジットが創設されました。現在、Child Tax Credit、Housing Benefit、Income Support、income-based Jobseeker’s Allowance (JSA)、income-related Employment and Support Allowance (ESA)、Working Tax Creditのような手当をユニバーサルクレジットに移行しつつあります。

障害者の場合は、働けないときには、ユニバーサルクレジットの対象になりますが、いくつかの例外規定があって、その一つに、教育を受ける場合は、ユニバーサルクレジットの申請前に労働能力評価(Work Capacity Accessment:WCA)を受けて、労働能力制限(limited capability for work:LCW)があることが決定されていないといけないというものがあります。

「ユニバーサルクレジット規則2013(Universal Credit Regulations 2013)」は、この例外規定があいまいで、運用がまちまちであったことから今回の修正規則では、それを明確にしたものです。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.legislation.gov.uk/uksi/2020/827/made

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