[英国]鉄道代替輸送に使用する車両をアクセシブルにする期限を再々延期

リハ協ブログ2020年5月9日より転載

2020年4月21日、運輸省(Department for Transport:DfT)は、鉄道事業者グループ(Rail Delivery Group:RDG’s)に対して、鉄道代替輸送に使用するバスなどの車両をアクセシブルにする期限を6か月延長する通知を発出しました。

英国では、公共交通車両アクセシビリティ法2000(Public Service Vehicles Accessibility Regulations 2000:PSVAR)により、2019年12月31日までに、すべての車両をアクセシブルにしなければならないとされていました。ところが、鉄道事業者などから延期の訴えが相次ぎ、その期限を延期しました。(事業分野で延期した期間は異なる。)鉄道代替輸送に使用するバスなどの車両についても、期限を1か月延長し、2020年1月31日としていましたが、それでも無理であっため、さらに2020年4月30日まで延長していました。

しかし、それも困難であるとして、鉄道事業者グループから代替案が示されました。その代替案に対する回答として、今回、さらに6か月期限を延長して、2020年12月31日までしたという通知を出したものです。

運輸省から鉄道事業グルーブへの通知は、下にあります。

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/881751/compliance-with-rail-accessibility-requirements-for-the-period-1-may-to-31-december-2020-letter.pdf

また、鉄道事業者グループの提案は下にあります。(寺島)

https://www.raildeliverygroup.com/about-us/publications.html?task=file.download&id=469776205

menu