[英国]Covid-19による失業者を支援する雇用プログラムを開始

リハ協ブログ2020年10月7日より転載

2020年10月5日、英国政府は、JETS(Job Entry Targeted Support)という新しい雇用支援策を開始しました。この支援策は、Covid-19のために失業した人々を支援することが目的です。

JETSは、3か月間失業している人を対象に、労働年金省(DWP)がサポートを強化し、これらの人々が迅速に職業復帰できるように支援します。具体的には、成長分野に移行するための専門家のアドバイスや、履歴書や面接のコーチングなどのさまざまな支援をプロバイダーが提供します。イングランドではショートラストがプロバイダーとして指定されています。

それを支援するためにDWPは、13,500人のワークコーチを新規に採用し、今年度は総数を2倍の27,000人に増やしています。

英国政府は、JETSに対して2兆3800億ポンドの予算を用意し、英国全体で25万人以上の人々雇用を後押しすることとしています。

ただし、JETSは、ユニバーサルクレジット(Universal Credit)と新型求職者手当(New Style Jobseeker’s Allowance)の申請者のみを対象としており、しかも ユニバーサルクレジットについては労働能力制限のある人々を対象にしていないことから、障害者や慢性疾患患者を排除しているという批判が障害者団体から出ています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.gov.uk/government/news/nation-s-job-hunt-jets-off(政府サイト)

https://www.disabilityrightsuk.org/news/2020/october/jets-scheme-help-jobless-overlooks-disabled-claimants(障害者団体サイト)

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